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あの「お茶」で育毛?
日本人の誰もが慣れ親しんでいるお茶。
「これまでにお茶を飲んだ事がない」という人は存在しないのではないでしょうか。水や牛乳、コーヒーなどと並び、日本人が水分を摂取するために飲むものの代表といえるでしょう。実は、このお茶に育毛効果があるということがわかってきました。あまりにも普段から飲んでるので、信じられないという方がいるかもしれませんが、調べてみると確かに髪の毛に良い様々な作用があるのです。そこで今回はお茶の持つ育毛作用について徹底的に検証していきたいと思います。
お茶に含まれる育毛成分
お茶の中には様々な成分が入っています。その成分のうちのいくつかが髪の毛に良いということがわかってきました。お茶に含まれる髪の毛に良い成分を一つ一つご紹介していきます。
カテキン
お茶に含まれる成分として最も有名なのはカテキンではないでしょうか。カテキンは、育毛効果が話題になる前から健康に良い成分として注目を集めていました。
抗酸化作用
アンチエイジングの分野で抗酸化作用が話題になっていますが、カテキンにも抗酸化作用があります。人間の肌は参加することによって老化が進みます。わかりやすく言えば、鉄は空気中の酸素と結びつくことによって酸化し、錆びてきます。人間の体も同じように酸化することことによって、老化が進むのです。
人は呼吸をしないと生きていけません。しかし呼吸をすることによって、体内に酸素が取り込まれます。この酸素というのが体内の物質と結びついて老化を促進させてしまうのです。カテキンによって体の抗酸化力を高めることで、頭皮の老化を防ぎ、活発な細胞分裂を促すことができるのです。
殺菌作用
カテキンには殺菌作用もあります。頭皮には様々な菌が住んでます。これらは、常在菌といって適正な量であれば頭皮を様々な刺激から守ってくれるバリアの役割を果たしてくれます。しかし、これが増えすぎると、毛根を攻撃したり、炎症の原因となったりします。常在菌は、湿度の高い場所を好むため、皮脂が過剰に分泌されると、それに比例して数が増えてきます。そのため、脂性の多い人の頭皮には常在菌の数が必要量より多く住んでいると考えられます。カテキンの持つ殺菌作用は、この常在菌を増やしすぎない効果があるため、炎症の予防や、抜け毛防止につながるのです。
血行促進作用
カテキンには、血行促進作用があります。髪の毛は、血液から栄養を受け取り成長します。栄養や酸素を含んだ血液が毛細血管を通り、毛乳頭と接触します。毛乳頭はその血液の中から髪の毛に必要な栄養素や酸素を受け取ることによって、毛母細胞の分裂を促し、髪の毛を成長させるのです。つまり、頭皮が血行不良を起こすと、髪の毛に十分な量の栄養を届けることができずに髪の毛が細くなったり、定着力が弱まって抜けてしまったりするのです。そのため、血行促進は育毛にとって非常に大切な役割を果たします。カテキンの持つ、血行促進作用はその意味で髪の毛を強くする効果を持っているのです。
5αリダクターゼの抑制作用
カテキンには、まだ大事な役割があります。それは、5αリダクターゼを抑制するという作用です。男性型脱毛症の大きな原因の一つに、ジヒドロテストステロンの毛根への攻撃というものがあります。男性ホルモンの一つであるテストステロンと、5αリダクターゼという還元酵素が結びつくことにより、ジヒドロテストステロンは生まれます。この点、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンは、胎児や小さな男の子にとっては健康な発育を促しますが、成人男性にとってはあまり良い効果をもたらすホルモンではありません。主な作用は、先ほどお伝えしたような毛根への攻撃や、皮脂の過剰分泌です。前頭部や後頭部と言った薄毛が進行しやすい部分に多く分布していることが特徴です。飲む育毛剤として有名なプロペシアもこの5αリダクターゼを抑制するという作用を持つ薬品です。カテキンの持つ様々な育毛作用のなかでも、この「5αリダクターゼの抑制」というのは大きな役割を占めています。
ビタミン
お茶の中でも、緑茶の中には、ビタミンが多く含まれています。ビタミンには様々な種類がありますが、その中でもビオチンやビタミンB 群ビタミンE 、ビタミンA などは髪の毛に必要な栄養素なので育毛にとってとても大切です。
サポニン
サポニンは、聞き慣れない名前の栄養素ですが、育毛にとって非常に大切なものです。サポニンは、根菜やナマコなどに含まれ、古くから漢方薬として親しまれてきた育毛成分の一つです。お茶の中では、ごぼう茶に多く含まれています。サポニンの育毛に関する大きな働きの一つは成長因子であるIGF1を増やすという作用です。
髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで成長するのですが、細胞分裂をするためには成長因子というものが必要になります。IGF1はこの成長因子の一種類です。毛母細胞の細胞分裂に大きな役割を果たします。IGF1は、人の体の中で自動的に生成されますが、それだけでは不十分です。サポニンには、このIGF1の生成を促進する作用があるため、髪の毛を成長させるのに効果的です。
ウーロン茶エキス
2016年の3月にリーブ21が日本薬学会で発表したデータによると、ウーロン茶に含まれる.ウーロン茶エキスにも育毛の効果があるそうです。
マウスを用いた実験では、男性型脱毛の原因となる5αリダクターゼを阻害するという結果が観測されました。その効果は、プロペシアの主成分であるフィナステリドとほぼ変わらない阻害作用でした。今後、リーブ21はウーロン茶エキスを配合した育毛商品の開発にも力を入れていくそうです。
緑茶、ごぼう茶、烏龍茶、どれを選べばいい?
このように、お茶の持つ様々な成分に行くもの作用が確認されています。しかし、お茶と一言に言っても様々な種類があります。抜け毛に悩んでる人は一体どのお茶を選び、飲むのが良いのでしょうか。
タイプ別に、おすすめのお茶を紹介します。
バランスよく育毛したいなら緑茶
緑茶は、お茶の中でもカテキンが含まれている量が多いです。そのため、カテキンの持つ様々な抜け毛の防止作用に期待するならば、緑茶がお勧めです。また、緑茶にはビタミンも豊富に含まれているため、髪の毛の健康な成長にも、緑茶は役立ちます。そのため、抜け毛を予防する面でも、発毛を促す点でも、バランスがいいのは緑茶です。
発毛に特化するなら、ごぼう茶
ごぼう茶に含まれるサポニンには、成長因子IGF1を増やす効果があります。そのため、現在すでにプロペシアなどによって、ジヒドロテストステロンの抑制がある程度できている方などは、ごぼう茶がおすすめです。
抜け毛を防ぐならウーロン茶
ウーロン茶エキスには、5αリダクターゼの抑制作用があります。まだ発見されて間もない作用ですが、マウスの実験結果ではプロペシアと同様の効果が期待できる成分とされています。そのため、副作用なく抜け毛を予防したいのであれば、ウーロン茶を積極的に摂取してみるのがおすすめです。
お茶で髪を洗う育毛法
お茶で育毛と聞くと、飲むことを想像すると思いますが、それだけではなくお茶を頭にかけて髪を洗うという方法もあります。
お茶の持つ様々な育毛成分を、頭皮から浸透させ、直接毛根に作用させるためです。タイミングとしては、一般的な育毛剤と同様に、シャンプーの後で頭にかけるのが良いでしょう。なぜなら、シャンプーをすることで毛穴に詰まった皮脂や余計な汚れが洗い流されて、お茶の持つ育毛成分が毛根に浸透しやすくなるためです。
まとめ
このように、私たちが日頃から飲んでいるお茶には育毛成分があることがわかりました。しかし、普段からよくお茶を飲んでいる高齢の方でも、ハゲている人はハゲています。つまり、お茶を飲むことによってある程度の育毛効果や脱毛の予防の効果は期待できますが、それだけでハゲを回避できるほどの力はお茶にはないということです。本気で薄毛を治療したいのであれば市販の育毛剤を使用したり、専門のクリニックに通院したりしながら、日常生活の中で積極的にお茶を飲むというスタンスが良いでしょう。
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