髪の毛の傷みは、様々な原因によって起こります。髪の毛の痛みが激しくなると、薄毛に繋がる可能性もあります。今回は、そんな髪の毛の傷みをケアする簡単な方法があるのでご紹介します。髪の毛にダメージがあって悩んでいる方は必見の内容です。
目次
髪の痛みに悩んでいる人は多い!?
この記事を読んでくださっている方の中にも、「この髪の毛の傷みをなんとか改善したい」「効果的なケアの方法はないものか」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
特に「髪の毛にダメージを与えよう」なんて考えずに普通に生活しているだけで、髪の毛が傷んでしまうのは、何とも悲しいものです。しかし、そいういった髪んの毛のダメージは、普段の生活の中の、ほんの少しの工夫でケアをすることができます。しっかりとしたケアをすることで、ダメージヘアから脱却しましょう。
髪が傷む原因
そもそも、髪の毛はどうして傷むのでしょうか。 実は、髪の傷みにには3つの原因があると言われています。その3つについて解説をしていきます。
パーマやヘアカラーといった薬剤が原因のダメージ
パーマやヘアカラーなどの薬剤によるダメージが、髪の傷みには関係しています。パーマやカラーといった薬剤は、髪の毛の内側にあるタンパク質に働きます。 そのため、ほぼすべての薬剤に「アルカリ剤」というものが配合されています。 アルカリ剤には、タンパク質を膨張させる特徴があります。髪の毛の表面にあるキューティクルはたんぱく質でできていますので、アルカリ剤によってキューティクルを開かせて、その隙間から薬液を送り込むのです。
この後、問題なくアルカリ剤の効果が切れてキューティクルが閉じてくれればいいのですが、アフターケアをしっかり行わないと、 キューティクルが開いたままになり、そこから髪の毛内部のタンパク質が流出し、髪の傷みの原因になるのです。
ドライヤーや、ヘアアイロン・コテなどの熱が原因のダメージ
ドライヤーや、ヘアアイロン・コテなどの熱が髪の傷みの原因になっている場合もあります。ドライヤーや、ヘアアイロン・コテなどによる熱が多くかかりすぎると、 髪の毛は「タンパク変性」という現象を起こします。
このタンパク変性とは、髪の毛の内側にあるたんぱく質が熱によって固まってしまうことを言います。
タンパク変性が起こってしまうと、カラーリングやパーマの際に薬剤の効き目が弱くなってしまい、本来よりも強い薬剤を使用しなければならなくなります。これが、さらなる髪の毛へのダメージを引き起こすのです。
髪の毛のダメージを減らしたいのであれば、ドライヤーや、ヘアアイロン・コテなどを極端に使用しすぎない事も大切なのです。
紫外線が原因のダメージ
髪の傷みには、紫外線によるダメージもあります。実は、髪の毛も肌と同じように紫外線が照射されることで日焼けをするのです。特に、日本人は黒髪のため、「メラニン色素」が髪の中に多く含まれていて、紫外線を吸収しやすく、他の国や地域の方に比べれば紫外線に対する防御力は高いです。
しかし、髪の毛は生きた細胞ではなく死んだ細胞で構成されているので、いちどダメージを受けると、それは再生することがなく、ダメージは蓄積します。
また、ヘアカラーをすることが一般的になり、メラニン色素もカラーリングと同時に減少。また、キューティクルもはがれやすくなり、紫外線のダメージを大きく受けてしまうようになります。
大量に紫外線が照射されると、髪の毛のキューティクルホールが開いてしまうので、 その部分からダメージが拡大していくのです。
髪が傷むと薄毛になってしまう?
髪の毛の痛みと薄毛には、実は直接的な因果関係はありません。
一度毛根から生えてそのまま成長した髪の毛と言うのは、特に毛根に干渉することはありません。先ほどもお伝えしましたが、髪の毛は死んだ細胞のかたまりですので、傷みを伝達するような能力はないのです。
しかし、間接的には髪の毛のダメージと薄毛には関係があります。というのも、髪の毛がダメージを受けている状態と言うのは、それに比例して頭皮もダメージを受けているということが言えるためです。
例えば、美容室でのカラーリング剤によって髪の毛がダメージを受けているのであれば、カラーリングをしている間、頭皮もダメージを受けているということになります。ドライヤーのかけすぎで髪の毛がダメージを受けているのであれば、それに比例して頭皮もダメージを受けているということになります。
髪が傷まないためには?
髪の毛のダメージが直接薄毛と関係なかったとしても、ダメージヘアは見た目にも悪いので、「傷みを抑えるようなケアの方法が知りたい」と、思っている人は多いと思います。そこでここからは、すぐにでも出来る、髪のダメージを抑えるケア方法をお伝えそます。
シャンプーを頭皮に優しい成分に変える
髪の毛のダメージケアには、まずシャンプーから見直す事をおすすめします。特に、洗浄成分にラウレス系やラウリル系の合成界面活性剤が使用されている、安価なシャンプーを使用している場合は注意が必要です。
こういった成分は洗浄力が強すぎるため、本来髪の毛に必要な油分や水分までう場合、髪の毛を乾燥させてしまいます。その乾燥している状態をごまかす為にシリコン成分が使用され、髪の毛のダメージが表面化しないようにしているのです。
頭皮の皮脂が不足すると、人の体は足りない皮脂を再度分泌しようとして、過剰な量の皮脂を分泌してしまいまこれがさらなる髪の傷みや抜け毛の原因となってしまいまうのです。
シャンプーの成分一覧を見てみると、水の次に書いてある成分が、多くの場合洗浄成分です。これを髪の毛に優しいアミノ酸系のもの等にすると、刺激が少なくなるので、髪の毛へのダメージは大きく減ります。
髪の毛を強くこすらない
シャンプーの時や、タオルドライの時に、髪の毛を強くこすらないようにするのも髪の毛のダメージケアを考える上で大切です。
髪の毛を早く乾かしてしまいたいからと、ごしごしと強くタオルで髪の毛を擦ると、大きなダメージの原因となってしまいます。濡れた状態の髪の毛は、キューティクルが開いた状態であるため、少しの摩擦であっても大きなダメージを受けてしまうのです。シャンプーの時も同様で、髪の毛は傷みやすい状態になりますので、できる限り爪を立てずに優しく洗いましょう。
自然乾燥をしない
髪の毛のダメージの原因は、ドライヤーの熱によるものだとお伝えしました。しかしだからといって、「ドライヤーを使わなければ髪の毛にはダメージがない」のかというと決してそうではありません。むしろ逆です。
髪の毛を洗った後でそのまま自然乾燥させてしまうと、キューティクルが開いたままの状態で過ごすことになり、髪の毛は不必要に傷んでしまうのです。ただ、ドライヤーすることもダメージの原因になるので「じゃあどうすればいいのか」と思うと思いますが、これはドライヤーを当てる時間を短くすることで解消されます。ショートヘアやミディアムヘアの場合は約5分、ロングヘアの場合は約10分ぐらいの時間設定が目安になります。地肌が熱風に晒される時間も少なくなりますので、頭皮のダメージケアにもなります。
まとめ
このように、髪の毛にダメージが蓄積されると、それが直接薄毛につながることはないものの、間接的には因果関係があるということがわかりました。自分の髪の毛を見てみて、「ダメージが溜まっているなあ」と感じた場合はそれに比例して頭皮もダメージを受けている可能性がありますので、大至急でケアをする必要があるのかもしれません。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
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ケフトルアーユルヴェーダ |