ヘアアイロンには毎日お世話になってる人も多いと思います。セットが簡単にできる、とっても便利なアイテムです。しかし、実はこのヘアアイロンを使いすぎることによって、ハゲてしまう人がいるのかもしれません。今回は「髪を傷める原因になったり、薄毛になる原因を作るものがヘアアイロンである」というメカニズムをリサーチしました。薄毛が気になるという男性女性の方は必見の内容になっています。
目次
ヘアアイロンがはげる原因?
髪の毛に当てるもの、ヘアアイロン。それが抜け毛の原因になるはずがないと思いますよね。
しかし、これは実は本当です。抜け毛がヘアアイロンによって増えたという人は実はたくさんいます。
だからといって、せっかく購入したヘアアイロンを使わなくなるというのはお金がもったいないですよね。抜け毛が増えるという理由と、その対策を今回説明します。
ヘアアイロンによって髪の毛が痛むという人の数は、抜け毛が増える人の数よりも実はかなり多いです。
ヘアーアイロン使用者の中には「痛むのも仕方がない」と承知した上で、ヘアアイロンを使ってる人もいます。しかしそれではハゲてしまうのを待ってるようなものです。実はヘアアイロンで髪の毛が痛むということが抜け毛につながることは多いのです。
ヘアアイロンとは?
ヘアアイロンとは、髪型を熱の力によって変える器具のことをいいます。髪の毛をストレートにするフラットタイプのものや、カールを作るための丸い筒状になったものがあります。髪の毛の長い女性や、くせ毛の多い男性は、ヘアアイロンによって見た目のきれいな髪の毛を保つことができます。ヘアアイロンのシステムは、熱の力によって髪の毛を変形させるというものですが、詳しくいうと、髪の毛の中の水素結合を切断し、もう一度乾燥させることによって再結合させ、それを利用して髪の毛を変形させるというシステムをとっています。
洋服にアイロンをかける場合、スチームをして一旦シワを取ってから熱の力で形を整えることと同じ原理です。この熱と水素結合で
・カールアイロンの場合はくるくるとした形に
・ストレートアイロンの場合は真っ直ぐとした形に
髪の毛を作り変えます。
ではなぜ、熱を加えることによって形が変わるのでしょうか?
これにはタンパク質による熱変性という仕組みが関わっています。卵は、焼いたり煮たりすると硬くなりますよね。要は、熱を加えることによって固まるという性質があるのです。これが、タンパク質の熱変性というシステムです。髪の毛もたんぱく質でできているので、同じことが起こります。例えば、ストレートアイロンの場合、アイロンの平らなプレートに挟まれたその状態に髪の毛が変化することによって、まっすぐな髪の毛になるという仕組みです。
ヘアーアイロンを使うと禿げる?
ヘアーアイロン使用者の中で「ヘアアイロンを使うとハゲる」という噂があります。
使い方によっては髪の毛に大きなダメージを与える可能性のあるヘアアイロン。
ハゲの原因になる可能性があるというのは本当なのでしょうか?
アイロンは使用時にかなりの高温になります。通常の家庭で使用されている場合、160度から180度くらいの温度になると言われています。その熱を加えることによって、毛根にダメージを与えてしまうという話がありますが、毛根は髪の毛の中でも最も根っこの部分にあります。地下組織にあるその毛根にアイロンの熱の影響というのは出ません。そもそも、毛根に熱が加わるのなら、頭皮が熱くて火傷してしまうことになってしまいます。そのため、アイロンの熱で毛根が弱るということはありえません。
アイロンが髪の毛にダメージを与える理由は、それとは別にあります。それは、髪の毛を引っ張るということです。
カールアイロンの場合、髪の毛をアイロンに巻きつけるときに。ストレートアイロンの場合髪の毛をアイロンに挟んでまっすぐに伸ばす時に、大きな引っ張る力が加わります。力を全くかけずにアイロンをかけるということは不可能ですし、ある程度力をかけてしまうのはアイロンの仕組み上、仕方がないことですが、必要以上に強い力を加えることで髪の毛には大きなダメージになってしまいます。では、どうして髪の毛を引っ張ることが髪の毛にとって良くないのでしょうか?
毛根の最も奥の部分には毛細血管がつながっています。この毛細血管から毛乳頭が、髪の毛の原料となる栄養や酸素を受け取っています。髪の毛を強く引っ張ることによって、この毛根の部分がダメージを受けて、程度がひどいと、毛細血管が切れてしまう可能性があるのです。それを毎日繰り返していると毛根が栄養を受け取れなくなってしまい、抜けてしまう可能性があるのです。ヘアーアイロンで髪の毛を引っ張ることが薄毛ハゲの原因になるというのはこの部分です。
そして実は他にも、ヘアアイロンがハゲの原因になってしまう部分があります。それはヘアアイロンの使用で髪の毛が痛むということです。先ほどもお伝えしたように、ヘアーアイロンは使用時、非常に高温になります。ぱぱっと手際よく出来れば問題はないのですが、どうしても時間がかかったり、セットがうまくいかなくて何度もやり直したりということを繰り返すと、髪の毛を構成しているタンパク質が熱によってどんどん変わっていきます。硬くなることで、表面のキューティクルが開いてしまうのです。すると、アイロンの熱が髪の毛の中心部にまでおよび、乾燥してパサパサな状態になってしまいます。その痛みが大きくなりすぎると、枝毛になったり、切れ毛になったりしまうことがあるのです。
ヘアーアイロンでハゲないために
ヘアーアイロンを使用して薄毛やハゲになってしまうのを防ぐにはどのような方法をとればいいのでしょうか。
設定温度
インターネットなど見ると、ダメージを抑えるためには、120℃から140度といった低温でアイロンを使用するという良いという情報があります。しかし、これはあまりお勧めできません。低温でヘアアイロンを使用すると、クセの強い髪の毛の人のスタイルは決まらないですし、うまくいかないために余計強い力で引っ張ってしまったり、何度もアイロン掛けをすることになるので、摩擦のダメージが大きくなってしまいます。温度設定は、もともとの基本180度がいいと思います。
アイロン前のケア
シャンプーの後、髪の毛を乾かしてそのままヘアアイロンをするとよくありません。アイロンの前にブローローションのようなものや、洗い流さずつけたままにするトリートメントなどを薄く髪の毛の毛先などにつけてからヘアアイロンをすることによってダメージを抑えられるので、お勧めです。
髪の毛を強く引っ張らないようにする
ヘアアイロン使用時に、強く引っ張りすぎないようにしてください。
髪の毛を引っ張るということが毛根へのダメージとしては1番大きなものになります。では、人はなぜヘアーアイロンを使用するときに強く引っ張ってしまうんでしょうか?これは、髪の毛がヘアアイロンに引っかかってしまった時に面倒さを感じてそのままグイっと引っ張ってしまう人が多いためのようです。これを軽減させるためには、ヘアーアイロンを使う前に、髪の毛をブラシなどでよく溶かしておきましょう。そうすることによって、ヘアーアイロンが髪の毛に引っかかって無理に強く引っ張るということは減るはずです。
髪の毛が濡れた状態で使用しない
濡れた状態の髪の毛にヘアーアイロンを使用すると「ジュ」というような音が発生することがあります。これは、髪の毛内部の水分がヘアアイロンの熱によって蒸発するときの音です。水は蒸発するときに膨張するので、小さな爆発が起こっているということになります。この際、髪の毛は大きなダメージを受けてしまいます。この現象を「水蒸気爆発」と言います。アイロンを使用する前に髪の毛をしっかり乾かしておくということは基本になります。毎朝、寝癖直しに専用のローションや水の霧吹きなどを使う場合にも必ず一旦ドライヤーで乾かしてからアイロンを使うようにしましょう。
ドライヤーは冷風を使う
熱を持ったままの状態で放置すると髪の毛の痛みは進行します。ヘアーアイロンを使用した後にドライヤーを冷風モードにして髪の毛に当てて冷やしてください。手間は少し変わってしまいますが、髪の毛のためになります。しかも、そうすることによってセットが長持ちするという効果もありますので気使ってください。
まとめ
いかがでしたか?ヘアアイロンを使用することによって最も髪の毛にダメージが加わるのは髪の毛を引っ張ってしまうということです。これを防ぐために効果的なのは、ヘアアイロンを使う前に髪の毛をしっかり溶かしておくということ。そして髪の毛自体のダメージを防ぐためには、しっかりとドライヤーで乾かした後にローションなどを髪の毛につけた状態でヘアアイロンを当てるということ。そして最後のケアとして、ドライヤーの冷風をあてて仕上げをするということが大切なようです。ヘアアイロンは髪の毛にとってダメージを与える器具になってしまいますが、セットする上では欠かせない道具でもあります。こういったポイント上手に押さえてヘアアイロンを使用していきましょう。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
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ケフトルアーユルヴェーダ |