【究極の選択】フィンペシアがプロペシアのジェネリックというのはガセ？結局どっちが効くの？

フィンペシアとプロペシアどっちが効果ある？

様々なサイトで「フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品です」というふうに伝えられていますが、正確に言うと少し違います。人によってはそこもわかった上で、面倒だからそう言ってしまう場合もあります。主要成分が同じで、作用も同じ、そして薄毛改善の効果が期待できる内服薬という意味ではこの2つに違いはないのですが、細かい部分で何点かの違いがあります。今回の記事では気で視野とプロペシアの違いについて大きく三つに分けて説明せていただきます。

そもそもフィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品ではない

厳密に言うとプロペシアのジェネリック薬品が来てフィンペシアというわけではありません。この2つの医薬品はどちらも有効成分がフィナステリドなので、後発のフィンペシアの方がジェネリック医薬品なのだと思ってしまう人が多いようです。しかし、ジェネリック医薬品というのは最初に開発した会社の特許の期限が切れたものしか作る事ができません。しかし現在はプロペシアの特許はまだ切れていません。そのためプロペシアのジェネリック医薬品というものを作ることは出来ない状態なのです。端的に言えば、「インドの製薬会社が勝手に同じ成分でプロペシアの模倣品を作った」という形の商品がフィンペシアなのです。めちゃくちゃな話なようですがインドではそのような法律が一部見直され、それ以降のジェネリック医薬品の模倣品が一般に流通するという状況は減りつつありますが、フィンペシアに関してはこの状況は変わっていません。

プロペシアとフィンペシアの違いその1　価格

プロペシアにしろフィンペシアにしろ、現在の日本では市販されていません。薬局では買えない育毛剤なのです。
プロペシアは日本で公認されている薬品なので、AGAのクリニックや一般的な病院の皮膚科に行けば処方してもらうことができます。それ以外の方法で入手しようと思えば、個人輸入の代理業者に依頼をして取り寄せてもらうしかありません。フィンペシアに関しては、日本国内で認可されている薬品ではありませんので個人輸入で入手するしか方法がありません。そこで、個人輸入の代理業者のホームページで、プロペシアの価格とフィンペシアの価格を比較すると大きな差があることがわかります。実は、フィンペシアの方が非常に安いのです。その差はなんと10分の1。例えば、個人輸入の代理業者として最も有名だと思われるオオサカ堂で料金を比較してみます。フィンペシアは一箱に100錠入っていて価格は2000円前後です。一方、プロペシアは一箱に28錠入っていて5500円程度です。一箱の価格で言えばプロペシアの方が倍以上の価格になります。そして、1錠ずつの価格で言えばプロペシアの方が10倍ほど高い価格になってしまいます。有効成分が同じであるにもかかわらず、これだけの価格の差が生まれてしまうというのは、人件費が非常に安いというインドで製造されたという事情があるからです。この価格差というのは非常に魅力的なのでプロペシアではなく、フィンペシアを買うという人も多いようです。

プロペシアとフィンペシアの違いその2　製造された国

プロペシアの製造販売を行っているのはアメリカにあるメルク社です。フィンペシアの製造販売を行っているのはインドにあるシプラ社です。どちらも大手の製薬会社ですが、やはりインドで作られた薬というと少し不安に思ってしまう方もいるかもしれません。日本ではフィンペシアは厚生労働省からの認可は下りていないのでその意味でもプロペシアに比べると信頼性という意味では劣っています。そうは言っても、インドで製造されたフィンペシアはインド国内だけでなくアジア、アフリカ、南米、ヨーロッパなど全世界に輸出され、薄毛の男性に服用されているので、もしニセモノが出回れば世界的な問題になります。そうなっていないということは偽物や、問題のある商品を販売しているという訳ではありません。インドたからといってそこまで過敏に心配する必要はないでしょう。

プロペシアとフィンペシアの違いその3　コーティング剤

プロペシアとフィンペシアの違いの中で最もわかりやすい要素がコーティング剤の違いです。プロペシアもフィンペシアもどちらも錠剤のタイプですが、一時期、フィンペシアのコーティング剤の中に「キノリンイエロー」と呼ばれる。コーティング剤が使用されているということが話題になりました。キノリンイエローは簡単に言えばタール系の着色料で、一般的にはソーセージなどの食材にも使用されることがあります。そのため、少量摂取する分には体への大きな影響はないといえます。しかし、同じタール系の色素に発がん性があるということがわかり「フィンペシアのコーティング剤の中には発ガン性物質が含まれる」と言われ話題になってしまったのです。しかし実際には、同じタール系の色素とは言えキノリンイエローに発がん性物質が含まれているといったことはありません。同じ系統だから発ガン性の物質である可能性があると言う程度です。そのためそこまで大きく気にする必要はなさそうですが、万が一のことがあるのでフィンペシアを使用するのは少し怖いですよね。そのような背景があって、2014年の6月以降に製造販売されたフィンペシアにはキノリンイエローは使用されていません。ちなみにキノリンイエローが使用されているか使用されていないかはパッケージの色を見れば区別することができます。赤いパッケージのフィンペシアはコーティング剤にキノリンイエローが使用されているもの。緑のパッケージのフィンペシアはコーティング剤にキノリンイエローが使用されていないものです。現在流通しているフィンペシアはほとんどが後者の緑のパッケージのものになりますので、キノリンイエローは含まれていないと考えて間違いありません。何らかの事情で数年前の在庫が送られてくるというようなことがなければ発ガン物質を体に入れてしまうということは起こらないのでパッケージが赤いものでないか、というのを購入時にチェックするだけで、危険は防ぐことができます。

まとめ

このように、プロペシアとフィンペシアにはいくつかの違いがありますが、簡単に言ってしまえばプロペシアは価格が高い分、信頼できる薬品であること。フィンペシアは価格が安い分信頼性に劣る医薬品であるということは言えそうです。経済的に余裕があるのであればプロペシアの購入をお勧めします。ただし、経済的に非常に厳しい。しかし、一刻も早く薄毛を治療したい。そんな場合はフィンペシアを個人個人輸入で購入することも視野に入れてもいいかもしれません。ただし、個人輸入というのは何の保証もついていません。そのため、極端な話を言えばフィンペシアの箱の中に風邪薬が入っていたとしても私たちはそれが偽物であると判断することができないのです。世界中で販売されているフィンペシアですから、そんなことは起こらないと思いますが、万が一ということもあります。体に入れるものですので、少しでも安全性の高いものを使用したいと思うのであれば、価格が多少高くなったとしてもプロペシアを病院で処方してもらうのが1番安全だと思います。ただし、注意して欲しいのはどちらも副作用の危険性がある「フィナステリド」という化学物質が有効成分として含まれているということです。フィナステリドには男性機能の低下、吐き気、めまい、頭痛などの副作用が報告されています。また女性は、その調剤に触れることさえも危険だとされています。そのため正規品であるプロペシアであれば大丈夫だとは考えずに副作用も含めてしっかりと把握した上で使用するかどうかを決めてください。

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