生薬の育毛効果
医薬品などでよく「生薬配合」という言葉を聞きます。
CMなどでも「○種類の生薬が体の○○に作用する」というナレーションとともに俳優さんが元気を取り戻していくような映像もよく見ますよね。これらを日常的に経験しているために私たちは「生薬=無条件で体に良いもの」という風に思い込みがちです。しかし、実際に生薬とはどんなもので、どのように体に良いのか説明できる人は少ないです。今回は「育毛剤に配合されている生薬」にポイントを絞ってお伝えしていきます。
生薬とは
そもそも生薬とは、何らかの自然界に存在する物質を精製せずにそのまま、薬として使用する方法です。
極端な話をすれば、道端に生えている雑草でも、それを摘んですりつぶして飲めば生薬になるのです。(それによって体調が良くなったり、傷が治ったりすればの話ですが)
よく漢方と混同されてしまうようですが、漢方は、複数の生薬を漢方医学の考えに基づいて配合したもののことを言います。つまり生薬とは、漢方薬の原料のことを言うわけですね。
また、植物というイメージが強い生薬ですが、決して植物由来のものだけが生薬というわけではなく、動物由来のものや、鉱物由来のものまでさまざまです。
生薬の種類
生薬には様々な種類があります。
それこそ植物でも、動物でも、鉱物でも構わないので、何らかの物質を摂取することで体に良ければそれは生薬となりあます。
そのため、生薬全般を紹介していくと数が膨大になりすぎるため、ここでは育毛に効果のある生薬に絞って紹介していきます。
セイヨウハッカ
別名ペパーミント。地中海沿岸原産のミントの代表で、アメリカ、インドなどが主な生産国です。
ウォーターミントとスペアミントの交配種で、成分はメントフランとメントールなどです。香りの特徴は甘く、その中にも清涼感があります。刺激的な清涼感のため、ガムや歯磨きによく利用されています。
ハッカの主成分メントールには、鎮痛作用、健胃作用、抗菌作用、血管収縮作用などがあります。他にも去痰作用を持つメントフラン、抗ウイルス作用や粘液を分解する作用を持つメントン、リラックス効果があるリモネン、強壮作用を持つサビネンなどが含まれています。
育毛に関してはその高い抗菌作用が役立つようです・
カンゾウ
甘草と書いてカンゾウと読みます。育毛業界ではカタカナで表記される事が多いです。
甘い植物なのかなと思ってしまいそうな名前ですが、その通り、非常に強い甘み成分で有名です。根っこの部分に特に強い甘みが含まれており、なんと砂糖の約200倍の甘みなのだそうです。
この甘み成分が育毛に効果を発揮するようで、主な働きは抗炎症作用です。
炎症は頭皮にダメージを与え、抜け毛の原因になりますもで、これは薄毛の進行を止めるために役立ちます。
もちろん生薬ですのでカンゾウには基本的に副作用がありません。ただし、あまりにも過剰に摂取した場合には、高血圧やむくみが出る場合があります。
また、カンゾウには炎症を抑えてくれる効能以外にも、抗アレルギー作用もあります。
頭皮のムズムズしたかゆみをを和らげてくれます。アトピー持ちの方も、その症状を和らげつつ、育毛できる数少ない成分です。
マンネンロウ
日本で良く知られている名前でいうと「ローズマリー」です。育毛剤などの成分表の中では、漢方の呼び方である「マンネンロウ」がよく使われます。このローズマリーの葉の抽出したエキスが5α-リダクターゼを阻害することが確かめられています。
脱毛の原因はさまざまですが、最も大きな原因はこの5αリダクターゼに起因しています。
男性ホルモンのテストステロンと、この5αリダクターゼが結合することで、ジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンが生まれます。この悪玉ホルモンが毛根を攻撃したり、皮脂を過剰に分泌させたりすることで、髪の毛は抜けてしまうのです。
センブリ
リンドウ科であるセンブリという草から抽出したエキスをセンブリエキスといいます。育毛剤にはこのセンブリエキスの配合されているものもあります。センブリ茶といえばその名前をご存知の方も多いと思います。センブリ茶は、非常に苦みが強いということで有名です。まず、センブリというその名前が、「千回振出しても(煎じても)苦い」ということに由来しています。
センブリはそのように非常に苦いので、その刺激が脳に伝わり、血流の改善や毛細血管の拡張に効果があるといわれています。この2つの効果は、育毛にもプラスになります。また、センブリエキスは飲む以外にもしよいう方法があります。、それは。頭皮に塗布する方法です。センブリエキスには、細胞分裂を促進する効果もあるといわれていますので、髪の毛を作っている毛母細胞の働きを活発化させ、発毛を促す作用があります。
さらに、センブリエキスには保湿作用もあります。頭皮は乾燥すると炎症を起こしたり、かゆみやフケの原因になりますので育毛の大敵。その点もセンブリエキスは効果があるといえます。
生薬配合育毛剤の口コミ
良いもの、悪いものありますが、生薬配合の育毛剤の口コミをご紹介します。
水を一滴も使わない生薬100%製法のまったく新しい育毛剤――そんなキャッチコピーに惹かれて使い始めて2カ月。
抜け毛が劇的に止まりました。根気よく継続して、これからは毛が生えるのを期待します。参照:https://greenbuildingsbc.com
生薬由来というので大変期待していたのですがうちには効果はなかったですな。たしかにつけるとぽかぽかするんですけどそれだけですわ。
参照:http://xn--z9j4exa1jy38pfkak63g7lr316b176a.jp
頭皮に優しくて安全性が高い育毛剤を選ぼうと思っていたので、水を使わず天然生薬成分100%であることに魅力を感じました。生薬特有の臭いはしますが、さほど気になるほどでもなく、頭皮への刺激がとても少ない自然な使用感が他にはないなと思いました。頭皮が弱い私でも使うことができるのは魅力でした。
発毛・育毛に関しては半年と少しぐらいから、徐々に効果を実感できるようになったので、劇的な即効性はないですがが確実に効果はあるのでいいですね。
参照:https://greenbuildingsbc.com/products/waka/
生薬にこだわった製法で、体に良い物だけを厳選して作られているのだそう。2000年の歴史のある漢方薬を用いたとなると、効果もひときわ高く感じますね。
使い始めて3か月ほどで髪に腰が戻るのを実感できました。
参照:https://greenbuildingsbc.com/products/waka/comment-page-1/#comments
生薬配合の育毛剤は、どちらかというと効果が出るのに時間が掛かるといった印象がありますね。
生薬にこだわるよりも・・・
あまり生薬というものにこだわらない方が、育毛にとっては大きな効果が見込めるようです。
例えば、天然由来の成分で育毛したいのであれば、ノコギリヤシがおすすめです。生薬ではありませんが、ノコギリヤシエキスを配合したサプリメントなども販売されています。
ノコギリヤシには、マンネンロウと同様に5αリダクターゼを抑制する作用があります。
その他にも、2011年に発表されて「ミノキシジルの3倍の育毛効果がある成分」として注目を浴びているキャピキシルや、2014年に発表されてインコスメティックスで銀賞を受賞した細胞分裂を活性化させる成分リデンシルなどの成分もおすすすめです。この2種類の成分は、充分な発毛効果が期待できるだけでなく、その成分の中の多くが天然由来の成分であるため、副作用の心配もないというのが嬉しいところです。
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