ヘナといえば誰しもが一度は聞いたことがあると思います。人によっては、ヘアカラーをするというイメージが強い場合もあると思います。しかし、そのヘナが育毛効果があるという噂があります。知っていましたか?実際、薄毛予防の効果というのは本当にあるのでしょうか。その噂の真相についてこの記事では解説していきます。
目次
ヘナは髪の毛に良いのか?
様々なヘアケアに関する商品が開発されている中で登場したヘナ。数年前から、ヘナは髪の毛に良いということで多くの方に使われています。そんな理由から、沢山の美容院でヘナを使用したヘアカラーが行われています。そのヘナに、育毛の効果が期待できるかもしれないと言われています。業界全体を巻き込むような噂が出るということは、そこには何かしらの根拠があるはずです。ヘアカラーだけではなく、ヘアケアにヘナを使用するというのは一体どういうことなんでしょうか。ヘナが髪の毛に与える作用や、効果についてこの記事では紹介していきます。
ヘナとは?
ヘナに育毛効果があるのかどうか気になるところです。もしこれが本当ならば、ぜひ使ってみたいという人もいると思います。しかし、ヘナでの薄毛治療を考える前に、まずヘナが一体どういった成分で、どんな作用を及ぼすのか知っておきたいところです。そこで、ヘナというのは一体何なのかということを見ていきましょう。
ヘナの原料というのは、意外と知られていません。ヘナは、ミソハギ科の植物で.インドなどの西南アジアであったり、北アフリカといった、乾燥している地域でよく育つ植物です。3メートルから6メートルほどの高さまでヘナは成長し、ピンク色や白の花が咲きます。また、ヘナは、薬草としても使用されており、はるか昔から薬用効果があるとされているハーブの一種です。特に、インドでは医学的な効果のあるハーブとしてこんにちのような科学が発達するずっと昔から使用されてきました。具体的な効果としては、皮膚炎の原因となる菌を殺菌する効果であるとか、物が腐るのを防止する作用、皮膚炎を予防する作用などがあるとされています。また、ヘナの葉っぱを煎じたものを塗ることで炎症を抑える軟膏として使われたりもしています。その他、体温を下げる効果もヘナにはあるようです。さらに、新陳代謝を活性化させたり、毒素を排出するデトックス効果があるともいわれています。
しかし、たくさんの効果があるそのヘナには、科学的な根拠というのはほとんどありません。古来から現代までずっと使用され続けてきているので、その効果の実績として現代でも使われているということです。そもそも、ヘアカラーの効果として、なぜヘナは使われているのでしょう。
ヘナの中には、ローソンという赤い色素が含まれています。この色素はタンパク質と反応し、髪の毛にくっつくことで発色するという性質があります。髪の毛を構成する物質の97%は、ケラチンというタンパク質です。ローソンは、髪の毛を覆うキューティクルの隙間から浸透し、発色することで髪の毛を染めることができます。つまり草木染と同じ仕組みで、ヒナは髪の毛を染めるのです。天然成分由来で髪の毛を染めるために、脱色するという効果はありません。そのため、頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えることなく髪の毛を染めることができます。髪の毛に優しいカラーリング成分として使われているのです。
ヘナの髪の毛に与える効果
ここまででお伝えしたことが、ヘナの基礎知識です。続いて、ヘナの育毛効果について検証していきます。上記でお伝えしてきたヘナの基礎知識を踏まえて、ヘナが育毛に効果があるのかをみていきましょう。育毛に関して知識のある方は、ホルモンバランスが髪の毛に強い影響を与えるということはご存知だと思います。ホルモンバランスが乱れると抜け毛が促進されたり肌荒れを起こしたいといったことが起こります。ヘナの薬用効果の一つとして抗炎症作用や老廃物の排出といった効果もあります。ヘナの成分が皮膚から吸収されると、体の中に蓄積されている毒素が体外へ排出されるのです。すると、女性ホルモンのバランスが整えられるという効果が期待できます。直接的に女性ホルモンの分泌にヘナが作用するというわけではありませんが、神経や血液を通して、間接的に作用するのです。女性ホルモンのバランスが乱れると、髪の毛は抜けていってしまいます。逆に言えば女性ホルモンが正常に分泌されていれば髪の毛は抜けることはないのです。こういったことから、ホルモンバランスを整える作用のあるヘナによって育毛効果が期待できるというのも頷けます。また、頭皮に溜まってしまった不要な毒素を排出する作用を持つヘナには、毛穴の汚れを吸い取るという作用も期待できます。ヘナを頭皮につけた場合、ヘナは頭皮から吸収されます。頭皮から吸収されるというのは、髪の毛が生えている毛穴が開き、その気穴の中に詰まった皮脂や汚れを排出するという効果が期待できるのです。頭皮の汚れや頭皮に詰まった皮脂が薄毛の原因になるということはよく知られていますので、これもヘナに育毛効果が期待できると言われる理由の一つでしょう。簡単に言えば、頭皮のデトックス効果なのです。
また、フケやかゆみというのも薄毛の原因になります。フケが出るということは頭皮が乾燥しているということです。また痒みが出るとついつい掻いてしまうので、頭皮が傷つき、そこから炎症を起こしてしまうのです。炎症を起こしてしまうと毛根が攻撃され、髪の毛は抜けてしまいます。こういったフケやかゆみの原因となる頭皮の炎症はヘナを付けることによって抑えることができます。なぜなら、ヘナには殺菌作用や、皮膚炎を予防するという効果があるからです。フケや痒みが改善されることで、頭皮環境の正常化を図ることができます。髪の毛は健康な頭皮環境からしか正常に成長しません。そのため、ヘナを使用して健康な頭皮環境を整えることでハリやコシのある健やかな髪の毛が育つことができるのです。
ヘナだけではハゲを治すことはできない
ヘナに含まれる薬用成分が健康的な髪の毛を生やすことに繋がるということがわかりました。しかし薄毛には今までに紹介した事以外にも様々な要因があります。一言でハゲと言ってもその人によって様々な原因があるのです。人それぞれの、その原因を知ることから薄毛の改善は始まります。ヘナが薄毛に効果的な理由としては炎症を抑える作用や毒素を排出するデトックス作用などが挙げられます。しかしそれ以外の原因で抜け毛が起きてしまっている場合は、「ヘナをつけることによって抜け毛が防げる」とは100%言い切れません。
ヘナの口コミ
さらに、頭皮・育毛ケアもインディバ、イオン導入でできちゃうから、ホームケアにデトックス効果の高いヘナと合わせて作ろうかと。
でも、育毛ケアは半年以上かかる。— アンジェリーク (@tsukikoys) September 16, 2016
知人から天然成分100%のヘナというトリートメント?を勧められた。育毛効果もあるらしいw
— みかん (@mikanhaamesho) June 15, 2016
このように、ヘナを使用することで髪の毛が健康的になるはず、という人もいますが、それによって、はっきり効果が見て取れるほど抜け毛が予防できたり、無かった部分に髪の毛が生えた、というほどの強い効果はないようです。
ヘナは頭皮ケアに最適
ここまで見てきたように、ヘナをつけることで期待できる効果というのは、健康な髪の毛が生えてくるための土壌を作るという作用です。残念ながら髪の毛の発毛を促したり、成長スピードを速めたりといった効果はありません。そこでおすすめなのが、発毛作用の高い育毛成分を同時に使用するということです。例えば、ミノキシジルやビデオキシジル.リデンシル、キャピキシルなどといった最新の育毛成分の配合された育毛剤を使用し、それと併せて頭皮環境整える効果のあるヘナを使うのが効果的です。
まとめ
このように、ヘナには抜け毛を防ぐための抗炎症作用や殺菌作用があります。そのため、今すでに生えている髪の毛をさらに健康にするといった効果は期待できます。しかし、それだけで抜けてしまった髪の毛をあなたに話したり、髪の毛の成長スピードを速めたり、といった効果は期待できません。補助的な役割としてヘナの育毛効果を期待するというのが、正しい使い方になるのではないでしょうか。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
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ケフトルアーユルヴェーダ |