髪の毛には、頭シラミというしらみがいます。この頭シラミのせいでかゆみが止まらずに困っている人が多いそうです。今回の記事では、その髪の毛についてしまう頭シラミの駆除方法や、頭シラミとは何かということについてお伝えします。頭シラミに悩んでいる人はぜひ読んでみてください。
痒みの原因頭シラミ
自分の頭に頭シラミがついていたり、お子さんの髪の毛に頭シラミがついていたりして悩んでる人も多いと思います。たかがシラミと言って侮ってはいけません。この頭シラミの痒みが悩みの原因になってる人も多いそうです。しかもこの頭シラミは人から人へ感染し、その痒みが生活に支障をきたすという場合もあります。今回の記事では、そんな困った頭シラミを駆除する方法について解説していきます。頭シラミはどのように退治したらいいのでしょうか?髪の毛に住みつく頭シラミは、春・夏・秋・冬といった季節を問わず常に生息しているといわれています。悩んでいる人の中には、特定の季節で悩まされる人もいるようですが、基本的にはどの季節でも頭シラミは発生します。一般的には、「頭シラミは夏に発生する場合が多い」というふうに思われているようですが、この理由は、小学校や中学校などで授業の一環としてプールに入る際に、頭髪検査があるために、このタイミングで発見されている場合が多いためです。むしろ、頭シラミは高温多湿の状態が苦手なので、どちらかというと秋や冬に活発になるというのが本当のところです。
頭シラミとは何か?
髪の毛にシラミがついているということに驚いたかたもいると思います。しかしそもそも、頭シラミとは一体何なのでしょうか?この項目では、頭シラミの基礎知識を学びましょう。頭シラミは、髪の毛に寄生し、頭皮から血液を吸うことで生きています。その血を吸われた部分の頭皮には、かゆみや湿疹などが起こります。また髪の毛の中に卵を生みつけていくので、それを発見することは比較的簡単です。既に生息するシラミの一種である毛じらみは、陰毛に寄生するので、その部分に強い痒みを起こしますが、頭シラミとは全く異なる種類のシラミです。人間に寄生する特徴を持つシラミは、頭シラミ以外にもコロモジラミや毛じらみといった種類のものがあります。この中で子供たちの間で感染して集団発生するのは頭シラミだけです。頭シラミは頭同士が触れ合った際に直接感染します。例えば、小さな画面をみんなで頭を寄せ合って見ている場面や、狭い場所で頭と頭がぶつかり合ったり、幼稚園や保育園などで隣り合ってお昼寝をしたり、こういった状況で頭シラミは人から人へ感染していきます。つまり、人と人との密着度が高い場面で頭シラミの感染は起こるのです。髪の毛同士や頭同士が近づいている場面ではシラミが寄生する恐れがあるので要注意です。頭シラミは、基本的には人間の髪の毛にだけ寄生します。人間の髪の毛以外では生きていけません。そのため、頭から離れると、どんなに長くても3日ほどしか生きられないようです。頭シラミは、成虫になると頭皮から血液を吸い、そして髪の毛に卵を産みます。そしてその卵がふ化し、また成虫になります。そしてそれらがまた髪の毛に卵を産み付けるというサイクルで生きています。1回の産卵につき5個から8個の卵を産むので正常に成長していけばどんどん増殖していきます。特に頭シラミは子供に寄生しやすいと言われています。しかし、もちろんのこと、大人にも生息します。
頭シラミの症状
頭ジラミは幼稚園から小学校低学年の年代の子供に頻繁に寄生し、幼稚園などでは集団感染することもあります。頭の中でも寄生しやすい場所は後頭部や耳の後ろなどです。増殖するとひどい痒みを伴います。かゆいからといって、その場所強く掻いてしまうと、湿疹ができることもありますし、そこから細菌が感染すれば、皮膚病になってしまう可能性もあります。頭ジラミは髪の毛以外には寄生することはないと言われています。シラミが発生すると考えられる夏だけではなく、秋から冬といった季節にも発生します。寄生したばかりの時期は、症状がないことが多く気が付かないのですが、数が増えてくることによって徐々にかゆみを伴ってきます。
痒くなって掻いているうちに湿疹ができてしまうこともあります。深い傷口でなく、浅い傷口からでも細菌は入り込みます。細菌が傷口から入ると、かさぶたになったり、水ぶくれになったりしてしまいますので、注意が必要です。またフケのように、頭シラミは卵を産みます。そのため、「症状」と言っていいのかどうかはわかりませんが、頭シラミが髪の毛に卵を産み付けると、他の人から見ると「この人はフケが多い人だ」というふうに勘違いされてしまう可能性があります。そのため、頭シラミを放っておくと、痒みが発生するだけではなく、不潔な人だと勘違いされてしまう可能性もあるのです。
頭シラミを駆除する方法
そんな頭シラミを駆除するには一体どのような方法が良いのでしょうか。
頭シラミを駆除するにはおもに4つの方法があります。
駆除剤を使う
頭シラミを駆除するには、スミスリンシャンプーといった駆除剤を使用するのが良いです。スミスリンシャンプーというのは、毛じらみや頭シラミを駆除する効果のある薬品です。しかし、スミスリンシャンプーに期待できる効果は、シラミの成虫や幼虫を駆除するという効果です。そのため、残念ながらシラミの卵は駆除することができません。またシラミの種類によっては全く効果のないものもあるそうです。そのため、使用する際は、ご自身のシラミの種類に注意をしてください。
梳き櫛を使う
直接的に髪の毛についた頭シラミを駆除する方法としては、シラミ用の梳き櫛を使うというのも、一つの手段になります。梳き櫛を使えば、スミスリンシャンプーでは駆除できない卵も取り除くことができます。また、スミスリンシャンプーが頭皮に合わなかったという人も、通常のシャンプーと同時に梳き櫛を使うことで、肌に影響を与えずに頭シラミを駆除することができます。
トリートメントを使う
頭シラミ専用のトリートメントを使うことで、頭シラミを駆除することができます。レモンセンテッドティーツリーオイルという物を配合した頭シラミを駆除するためのトリートメントがあります。これは、化学薬品を使用していない天然成分の配合されているため、子供でも安心して使用できます。またペットにしらみが発生した場合も使用することができます。使用方法は、そのトリートメントよく振って整髪剤と同じように、頭皮や髪の毛にふりかけるということです。その状態でヘアキャップなどをかぶり、30分間放置して、その後洗い流してください。その後は、3日間の間隔をあけてもう一度繰り返し使用してください。そうすることで頭シラミは駆除することができます。
オリーブオイルを使う
髪の毛についた頭シラミは、オリーブオイルをつけることで駆除することもできます。痒みが激しくてどうしようもない時は髪の毛を洗ったあとでオリーブオイルのパックをしてみてください。こうすることで頭シラミを駆除することができます。しかしこれも、スミスリンシャンプーと同様にシラミの卵には効果がありませんので注意してください。
まとめ
このように、人の髪の毛に生息する頭シラミは、人から人へと感染し、ひどいかゆみを伴う場合があります。そして一年中発生し、感染もします。駆除する方法としては、シャンプーやリンスを使うといった方法やすきぐしを使って直接的に取り除く方法、またオリーブオイルを髪に塗るといった方法があります。悩んでる方は試してみてください。