「脱毛症」という病気をご存知ですか?自分で自分の髪の毛を抜いてしまうという、他の人から見たらちょっと変な人に見えてしまう症状が、この「脱毛症」です。しかし、この脱毛症は、縮毛矯正を行うことで症状が改善できる可能性があると言われています。一見関係なさそうな脱毛症と縮毛矯正ですが、本当に繋がりがあるのでしょうか?今回はこの2つについて検証していきましょう。
脱毛症が縮毛矯正で治るのか?
脱毛症とは、自分の髪の毛を自分で無理に抜いてしまう病気のこといます。女性や子供に多い病気です。多くの原因はストレスや精神疾患ですが、縮れ毛も原因となることがあるそうです。過去の店縮れ毛によって脱毛症が起きてしまった場合には縮毛矯正によってその症状が改善されると言われています。今回の記事では、縮毛矯正と脱毛症の関係性について、初心者の方でもわかるように解説をしていきます。
脱毛症とは何か?
脱毛症と聞くと髪の毛が自然と抜けてしまう病気のように思えるかもしれませんが、実は違います。脱毛症というのは、自分で自分の髪の毛を抜いてしまうという少し不思議な病気のことです。一般的に髪の毛が抜けるというのは、毛根がダメージを受けて自然と抜けてしまったり、髪の毛の成長がストップしてしまい髪の毛の寿命がきたから抜けてしまう、という事がほとんどです。しかしこの病気では、自分で自分の髪の毛を無理やり抜くということになるので、その行為さえ改善できれば脱毛は止めることができます。しかし、この病気の厄介なところは、無意識に行ってしまう人が多いということです。意識的に「髪を抜こう」と思い、自分で抜くことで達成感を味わうというケースもありますが、それ以外にも、無意識のうちに自分でも意識せずに、髪の毛を抜いてしまっているということもあるのです。これは髪の毛だけではなく、全身の全ての毛、例えばヒゲやまゆ毛、腕毛などにもおよび、様々な部分の毛を無意識に自分で抜いてしまうのです。脱毛症の原因については詳しい研究はまだ進んでませんが、おそらくストレスがの原因の多くを占めているということまでは解明されています。強いストレスを感じると、人は脱毛症を発生する可能性があるのです。また、脱毛症と同時に併発する精神疾患には、ストレスが原因で発生するものが多いので、この関係は間違いないと思います。そのため、日常生活でストレスが多いと感じてる人は気をつけたほうがいいと思います。脱毛症の大きな特徴は、女性や子供の発症率が高いということです。子供の場合、学校での人間関係や家庭での親子関係がストレスにつながるということが考えられます。特に幼稚園に行きだした頃や、小学校に上がったばかりのタイミングで脱毛症になってしまう子どもが多いということから、環境の変化によるストレスが原因となっていることが考えられます。また、女性の方が脱毛症を引き起こす可能性が男性に比べて高いのは、女性の方が髪の毛に対してのコンプレックスを抱きやすいということが原因として挙げられます。
そして、脱毛症になりやすい傾向としてもう一つの特徴が縮毛です。
縮毛というのはもっとわかりやすい言葉で言えば縮れ毛のことです。なぜしくもの人は脱毛症になってしまうのでしょうか?その理由を解説していきます。
縮毛とは何か?
縮毛は、一言で言えばクセ毛です。生まれつき何もしてなくても生えてきた髪の毛が縮れているという状態のことです。縮毛になってしまう原因は、後天的なものではなく先天的なもの。つまり遺伝です。髪の毛のタンパク質が少しずつずれた形でつながり、生えてくるために起きるといわれています。世界規模で見ると縮毛は、熱帯地方の人に多く見られる特徴です。ではなぜ、縮毛の人は脱毛症になってしまうのでしょうか。その理由は、髪の毛を気にしている人の割合が高いということです。現代は縮毛矯正という技術が発達してますが、その技術が発達した背景には縮毛にニーズがあるということがあります。縮毛にニーズがあるということは、自分の縮れ毛を気にして改善したいという人が多いということです。縮毛はストレートの髪の毛に比べてコンプレックスを抱きやすいのです。髪の毛がちぢれているとそれがコンプレックスとなり、なんとなく気になり、ついつい髪の毛を触ってしまいます。そして髪の毛を触っているうちになんとなく抜いてしまう。これが癖になって何度も繰り返してるうちに脱毛症に発展してしまうのです。そういった縮れ毛でが原因で脱毛症になってしまった方はこれが治るのかどうか不安だと感じるかもしれません。しかし、こういった縮毛が原因で起こる脱毛症は直すことができる病気です。病院に行って医師に相談することによって治療することもできますし、これからお伝えする縮毛矯正による治療も可能です。
縮毛矯正で脱毛症が治る?
一度発症すると癖になってしまうのでなかなか治らない脱毛症。しかし縮毛が原因で脱毛症になっている場合は、縮毛矯正をかけることでその症状は改善することができます。これはなぜなのでしょうか?縮毛矯正というのは、縮れた毛をアイロンや薬品を使ってストレートヘアにする技術をいます。髪の毛をストレートにすると聞くと、ストレートパーマのことか、と思う人もいるかもしれませんが、ストレートパーマと縮毛矯正は全くの別物です。ストレートパーマというのは、一度人工的にパーマをあてた髪の毛を、もう一度もとの直毛に戻すというパーマのことです。縮毛矯正はストレートパーマよりも効力が強く、生まれもって髪の毛にウェーブがかかっている人の髪の毛を無理やり直毛にするということです。縮毛に悩んでるたちの間では人気のある技術になります。
先ほどお伝えしたように、縮れ毛の人はついつい自分の髪の毛がコンプレックスになり、髪の毛のことが気になって自分の髪の毛を触ってしまうということがそもそもの発端です。つまり、髪の毛がストレートヘアーになり、髪の毛のコンプレックスが薄くなっていけば、それが直接脱毛症の改善につながるのです。髪の毛が自分の思った通りのスタイルになれば、気にしていちいち触るという癖も改善されるのです。
脱毛症で抜けた髪の毛は元に戻るのか?
もし脱毛症にかかってしまい、それが縮毛矯正によって治療できたとした場合、そこで脱毛症の被害が止まったとしても、これまでに抜けてしまった髪の毛は抜けたままです。「このまま生えてこないのかもしれない」とお悩みの方もいるかもしれないので、脱毛症で抜けてしまった髪の毛のその後についてお伝えします。実は、脱毛症によって抜けてしまった髪の毛のほとんどはもう一度放っておけば、自然に生えてくると言われています。その理由は、脱毛症での抜け毛は、日常生活で自然と抜けてしまった髪の毛とは根本的に違い、自分の力で無理やり髪の毛を抜いてる状態なので、毛根自体は活性化しているのです。そのため、髪の毛に必要な栄養分をしっかりと届けてあげることで、その毛根からは新たに健康な髪の毛は生えてくるのです。しかし、注意が必要なのは、同じ箇所の髪の毛を何度も何度も繰り返し抜いてしまうと、毛根にダメージが蓄積し髪の毛が生えてこなくなってしまうことがあるということです。そのため脱毛症にかかっている期間が長い人で、ついつい同じ場所の髪の毛を抜いてしまっているという場合は、その部分の毛根から髪の毛が生えにくくなってきている可能性があるので、育毛剤などを使ってケアしてあげることが必要です。
まとめ
脱毛症になってしまう原因は様々ですが、縮毛が原因で脱毛症にかかってしまっている人については、縮毛矯正は有効な治療の手段です。元々、自分の縮れ毛がコンプレックスとなり、髪の毛を触っている時に抜いてしまうというのがメカニズムですので、ストレートヘアーになりコンプレックスが無くなれば、自然と脱毛症もおさまるのです。脱毛症にかかっている方は、まず何が原因で脱毛症になってるのかということを見極めましょう。そして縮毛が原因だということがわかったら、縮毛矯正をあてることをお勧めします。