髪の毛に関する悩みはいろいろなものがありますが、中でも気分が滅入るのは切れ毛や枝毛と言った傷みです。どんなに直しても直しても、また出てくるという。気持ち的にも追い込まれるような症状です。そのような切れ毛や枝毛という髪の毛の傷みはどうして起こってしまうのでしょうか。今回の記事では、髪の毛にとって大きな問題である切れ毛、枝毛に悩んでる人のために、そういった傷みが起こってしまう原因とその対策方法について解説します。
目次
髪の毛の傷みに悩んでる人は多い
髪の毛のパサツキや切れ毛・クセ毛・枝毛・艶のない髪の毛。それらは全て髪の毛の傷みが原因で起こります。驚いたことに、そういったことで悩んでいる方はほとんどが、「普段の生活ではそこまで髪の毛に負担をかけるようなことはしていないのに」と考えて落ち込んでいるとようです。特に女性の方に多いのではないでしょうか?「日頃から様々な方法で使ってちゃんとケアしてるのに」というふうに考えている人もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。そのケアの方法は本当に正しいのでしょうか。髪の毛の傷みの原因と正しいケアの方法についてここで解説していきます。髪の毛の健康状態というのはその人が相手に与える第1印象の中でも大事なポイントの一つです。もし初対面で髪の毛がとても傷んでいてパサパサだったら、どんなに服がパリッとしていて清潔だったとしても、印象は大きくマイナスになってしまいますよね。そして、髪の毛が傷んでる本人自身もそれは悩みの種になってしまいます。髪の毛のパサツキや切れ毛、枝毛等の酷い症状はなぜ起きてしまうのでしょうか。また、そういったダメージは直すことができるのでしょうか。
髪が傷むとはどういうことか
髪の毛が傷んでいる状態と一言で言ってもその状態というのは様々なものに分類されます。では、たくさんの髪の毛のダメージの中でもひどい傷みというのはどういうものなのでしょうか。
艶がなく折れやすい髪の毛
ダメージを受けた髪の毛がどうなってしまうのかという部分で真っ先に挙げられるのが、つやがなくなり、折れやすくなるということです。何気なく視界に入った髪の毛の毛先がなぜか折れていたという経験はありませんか?これは髪の毛が大きなダメージを受けているという証拠です。こういった現象が起こるのは、髪の毛の外側を覆っているキューティクルという物が傷を受けているためです。キューティクルは髪の毛の内部を守るという役割もありますが、髪の毛にツヤを与えるという役割もあるのです。そのため、キューティクルを健康的に守っていくことで、こういった髪の毛のダメージという問題を解決することができるのです。
切れ毛
切れ毛も、髪の毛の傷みのわかりやすいサインの一つです。切れ毛が起こってしまう主な原因は日常生活の中でのドライヤーやヘアーアイロンのダメージ、または美容室で行うヘアカラーやパーマなどです。その他栄養が不足していたり、外にいることが多い人の場合は、紫外線の影響なども考えられます。髪の毛がこういったことが原因でダメージを受けてしまうと髪の毛内部の水分が外側に放出されてしまい、パサパサに乾燥し、もろくなり切れやすくなってしまうのです。
枝毛
枝毛がたくさんあってパサパサしているというのも、髪の毛に関しての悩みの一つです。ひどいダメージを受けて枝毛がたくさんできてしまっている状態なると、周りから見てもその人の髪の毛はちょっと不潔だなと感じてしまうものです。この現象が起こるのも、切れ毛と同じで、髪の毛の外側を覆っているキューティクルが破壊されて髪の毛の内部の水分が外側に放出してしまっているせいです。髪の毛は水分を失うと裂けやすくなってしまうのです。切れ毛との最も大きな違いは、切れ毛は髪の毛にとって横方向の圧力が加わって切れてしまうという点と枝毛は縦方向の圧力が加わって裂けてしまうという点です。
髪の毛が傷む原因
切れ毛や枝毛は、徐々に増えていくものというよりは、ある時期を境に突然増えてくるという場合が多いです。しかし実は、突然増えたというその時期の前にもダメージが蓄積されているのです。切れ毛や枝毛によってそのダメージが表面化したタイミングが、たまたまその時だったということに過ぎません。つまり、切れ毛や枝毛が出てきてしまうともう、ある意味では手遅れということが言えます。そこまで髪の毛のダメージが蓄積してしまう前の段階でしっかりとしたダメージケアを行う必要があります。ここでは髪の毛がダメージを受けてしまう原因について見ていきます。
髪の毛の自然乾燥
髪の毛を洗ったりお風呂に入った後で髪の毛を自然乾燥をしている人はいませんか。そういった人の言い分は、「ドライヤーの熱は頭皮にも悪いし、髪の毛にもダメージを与えるから自然に乾燥させているんだ」というものです。実は、自然乾燥にもデメリットはあります。それは髪の毛が長時間濡れたままでキューティクルも開きっぱなしだということです。キューティクルは、常に開いたり閉じたりを繰り返していますが、濡れた状態というのはキューティクルは開きっぱなしの状態になってしまいます。キューティクルが開いている状態というのは非常にキューティクルがはがれやすく、もろい状態のことをいいます。つまり、濡れた状態の髪の毛が何かにぶつかったり伸びたりこすられたりといったことが起こると、それは抜け毛やパサつき。そして、切れ毛・枝毛の原因になるのです。
ドライヤー
ここまでの話を聞いていると自然乾燥がダメならドライヤーをしっかりやっていればいいんじゃないかと考えるかもしれませんが、実はドライヤーを当てすぎることも髪の毛にとっては非常によくないのです。ドライヤーを髪の毛のある1箇所に集中的に当ててしまうと、髪の内部のタンパク質の構造が変わってしまいます。そうなった髪の毛はその後どんなにケアをしてもパサついたまま元に戻らないことがあります。また、熱によって変質してしまったタンパク質はその後カラーリングやパーマをあてたとしても、その薬剤が効きにくくなってしまいます。そのため、見た目は変わらなかったとしても、髪の内部が変わってしまう可能性があるのでドライヤーの熱風を1ヶ所に集中して当てるということはお勧めできません。できるだけドライヤーは冷風で使用しましょう。また「早く乾かしたいから熱風を当てるんだ」という場合も髪の毛から20センチ以上の距離をあけ、1箇所ではなく複数の場所に移動しながら使用するようにしてください。
シャンプー
乱暴にシャンプーしてしまうのも、髪の毛のダメージの原因の一つです。汚れをしっかり落としたいからといって髪の毛をゴシゴシこすったり爪で頭皮をひっかいたりしてしまうと、非常に危険です。先ほど申したしたように、濡れた状態の髪の毛というのはキューティクルが開いていて非常に傷つきやすい状態です。この状態の髪の毛をゴシゴシこすってしまうと、切れ毛や枝毛の原因となります。また、頭皮が傷ついてしまうことも問題です。頭皮が傷つくとそこから炎症が起き、そして髪の毛は抜けてしまいます。これはハゲになってしまう第一歩かもしれません。できるだけ低刺激のシャンプー剤を使ってシャンプーするのがお勧めです。そして、こするときも指の腹を使って頭皮の奥にある余計な汚れをもみ出すような形で洗っていきますイメージとしてはマッサージに近いかもしれません。できるだけ力は入れずに優しく洗うようにしてください。
まとめ
このように、ダメージヘアには様々な原因と、そしてその結果として切れ毛・枝毛・パサつきなど、様々な症状が現れます。その症状のどれ一つをとっても、髪の毛にとって望ましいものではありませんので、日常的に髪の毛をケアしていくことが大切だということが言えます。特にシャンプーの前後、お風呂の前後のケアには十分に気を使って行ってください。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
|
ケフトルアーユルヴェーダ |