ここ最近、石鹸シャンプーがブームになっていますが、その石鹸シャンプーを使用してる方の中で、クエン酸リンスを愛用している方がの割合が多いということが分かってきました。添加物や、合成成分を含まないナチュラルなリンスなのだそうです。クエン酸リンスは、ダメージを受けた髪の毛や頭皮が乾燥している人にも良いらしいです。今回は、このクエン酸リンスの髪の毛に対する働きについて調べてみました。
目次
クエン酸リンスが髪の毛に良い?
クエン酸リンスが髪の毛に良い理由は、合成成分や科学的な添加物を含まないナチュラルなつくりになっているということのようです。髪の毛の傷みや頭皮の乾燥などに良いそうです。クエン酸リンスと聞いても、ピンとこない方も多いと思いますので、まずは今話題のクエン酸リンスについて、その効果や作り方などを解説させていただきます。
クエン酸リンスとは、その名前の通りクエン酸を使用して作られたリンスのことです。もともとそのような商品として販売されているものもありますが、自分でも簡単に作ることができます。最近になって髪の毛の傷みや頭皮の乾燥が気になってきた方は、作ってみるのもいいかもしれません。自然派の方の中では手作りクエン酸リンスがブームになっているそうです。特に、石鹸シャンプーを使用している方の中に愛用者が多いようです。その理由は後ほどご説明いたします。
クエン酸リンスの効果
では、髪の毛にとってクエン酸はどのような作用を及ぼすのでしょうか?髪の毛の傷みや頭皮トラブルを改善する効果はあるのでしょうか?
クエン酸とは、ライムやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の果物の酸っぱさの元となる成分になります。髪の毛の外側はキューティクルというたんぱく質で覆われています。キューティクルは髪の毛の内側にある水分や栄養素を髪の内部に留めると同時に、髪の毛にハリやツヤを与える部分です。キューティクルは魚の鱗のような形をしており、常に開いたり閉じたりを繰り返しています。
水に濡れたり、髪の毛がアルカリ性になってしまうとキューティクルが開いてしまい壊れやすくなります。クエン酸というのは、pHが2から3と言う強い酸性の成分なのですが、クエン酸リンスは濃度を薄めているため、そこまで強い酸性ではありません。クエン酸リンスを使うことで、この開いたキューティクルを引き締める効果があります。こうすることで髪の毛を保護する力や、ツヤを出す力を高めることができます。キューティクルは、毎日のシャンプーや紫外線、また外気に触れることでどんどんと傷を受けていきます。クエン酸はこういった傷から、キューティクルを回復させる力があるのです。また、クエン酸リンスは頭皮にうるおいを与えるという効果もあります。クエン酸リンスをしたからといってその直後から髪の毛の痛みがすぐに回復するわけではありませんが、毎日使い続けることで効果を発揮するようになります。
また、クエン酸にはアルカリ性に傾いてしまった髪の毛を中性に戻す作用があります。パーマやヘアカラーをするときに使われる薬剤の中にはアルカリ剤と呼ばれる、髪の毛をアルカリ性に傾ける性質のある薬剤が使用されています。これを使うと髪の毛はダメージを受けるだけではなく、アルカリ性に傾いてしまうので、傷みやすくなっています。クエン酸シャンプーを使用することで、この傷みを少なくすることができます。また、石鹸シャンプーというものはアルカリ性のものが一部含まれるので、それを中和するために酸性のクエン酸リンスを使う方も多いそうです。
クエン酸リンスをおすすめする人
このクエン酸リンスですが、100人いたら100人全員におすすめできるというものではありません。おすすめな人とそうでない人がいるのです。ではどのような人にお勧めできるのでしょうか。クエン酸リンスがおすすめな人の特徴を三つご紹介します。
石鹸シャンプーを使っている人
シャンプーによる髪の毛のダメージなどを気にする方の中で、普通のシャンプーではなく石鹸シャンプーを使っている人は多いようです。石鹸シャンプーというのは、合成成分や添加物を使わずに作られているシャンプーで、シャンプーというものが存在しなかったはるか昔から使われている石鹸の力を使って髪の毛を洗う方法です。ただし洗浄力が強すぎるというデメリットがあります。また石鹸を使うという製法上、アルカリ性になってしまうので髪の毛の手触りが悪くなってしまうことが多いです。そのアルカリ性になってしまう髪の毛を中和させるためにクエン酸リンスがお勧めです。通常、洗浄力の高いシャンプーにはシリコンが入っています。シリコンは、見た目のハリやツヤを出すことはできるのですが、石鹸シャンプーにはシリコンが配合されてないので、洗ったあとでパサパサに見えてしまったり、ハリやツヤが無くなって見てしまったりします。こういった事を防ぐにはクエン酸リンスが最適なのです。
頭皮が乾燥している人
普段から「頭皮が乾燥している」という人は、洗浄力が強かったり、油を奪ってしまう力が強いシャンプーを使用すると、さらなる乾燥を促してしまいます。そういった場合には、リンスやトリートメントをすることで潤いを与えてあげればいいのですが、髪の毛にとってあまり良くない添加物などを使うと逆に見た目は良くなっても実質上の髪の毛には良くありません。そういった意味では、クエン酸リンスは髪の毛の健康のこと考えても安心できますし、その上で髪の毛にハリやツヤを与えてあげることができます。また頭皮が乾燥してしまうとかゆみやフケを出すことがあります。フケが出ると単純に不潔に見えますし、かゆみが出るとついつい頭皮を掻いてしまいます。頭皮を掻くと、そこが傷になって、それが元で炎症を起こしてしまい、薄毛につながってしまいます。なので、できれば頭皮は乾燥させない方が良いのです。
頭皮が脂っぽい人
頭皮が脂っぽい人は、洗浄力が強いシャンプーを使ってさっぱりする方が多いようです。しかし、普通にシャンプーしただけでは、その余計な皮脂がまだまだ残っている可能性があります。そこで使えるのがクエン酸リンスです。皮脂というのはもともとは酸性ですが、体の外で空気に触れ、雑菌が繁殖したりすると、アルカリ性に近づいていきます。要は、体にとって害を及ぼす脂は、アルカリ性なのです。そこでクエン酸リンスによってアルカリ性の汚れを落とし、潤いを補充しておけば、髪の毛や頭皮にとって健康的というわけです。
クエン酸リンスを作る方法
ここまでお伝えしてきたように、クエン酸リンスというのは、髪の毛の傷みを抑え、まとまりを生み出したり、ツヤを取り戻してくれたりと、様々な効果があります。クエン酸リンスは、購入することもできますが、実は自分で作ることもできます。意外と簡単に作れるので、よければ試してみてください。
準備物
クエン酸リンスを作るために用意するものは、水とクエン酸、そして空の500ml のボトル、その三つだけです。
作り方
ボトルに水を500ml 入れて、そこにクエン酸を大さじ一杯から3杯入れてしっかり混ぜてください。たったそれだけで出来上がりです。
クエン酸は、安く買おうと思えばスーパーでも買えますが、できれば、薬局やドラックストアなどで購入した方が、価格は少し高くなってしまいますが純度の高いクエン酸を購入することができます。
作ったクエン酸リンスの使用方法
作り方の部分で、クエン酸の配合量は「大さじ一杯から大さじ3杯」と伝えましたが、ここに差があるのは人によってお勧めのクエン酸の量が変化するためです。自分に合ったクエン酸の量を見つけてみてください。ただし、あまり酸性が強くなりすぎると髪の毛がキシキシになってしまうことがあるので注意してください。また、敏感肌や乾燥肌の人は、クエン酸の濃度を高めにすると、刺激を強く受けてしまうので薄めの方がいいと思います。また、自分で作ったクエン酸リンスは長期間の保存がきかないので保存するならば冷蔵庫で保存しましょう。
まとめ
髪の毛にとって様々なメリットがあるクエン酸。特にダメージが気になる人や石鹸シャンプーを使っている人、パーマやカラーを繰り返している人にはおすすめです。クエン酸リンスそれだけでダメージが回復するということはありませんが、今後蓄積されていくダメージを軽減するのに、クエン酸シャンプーは役に立つはずです。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
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ケフトルアーユルヴェーダ |