髪の毛を切りすぎてしまって早く伸ばしたい時ってありますよね。そういう時どうしてますか?髪の毛を結ぶと早く伸びるという噂があるので、それを信じて髪の毛を結んでる人も多いと聞きます。しかし、結ぶことで、本当に髪は伸びるのでしょうか?今回の記事では、髪の毛を結ぶことで、髪の毛が早く伸びるということが本当なのかどうかを検証していきたいと思います。
目次
髪の毛は結ぶと早く伸びる?
「髪の毛を結ぶと髪の毛が早く伸びる」という噂があります。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。しかしこれが本当だとしたら、一体どういうメカニズムで髪の毛が伸びるのでしょうか?あるいは、結んでも髪の毛は伸びず、これは単なる都市伝説なのでしょうか。「髪を切りすぎてしまい早く伸ばしたい」というふうに考えている人にとっては死活問題なので、今回の記事ではその噂が本当なのか都市伝説なのかを検証していきたいと思います。
髪の毛のメカニズム
実際に、髪の毛を結ぶことによって早く髪の毛が伸びたと感じる人はいるようです。しかし、本当に髪の毛を結ぶだけでその髪の毛が伸びるスピードは速くなるのでしょうか。もし本当なら、それはどういった理由から起こる現象なのでしょうか。改めて考えてみても、なかなか信じられない話ですよね。そもそも髪の毛の伸びるスピードを決めるものは何なのでしょうか?
髪の成長スピードには個人差があります。また個人差以外にも様々な要因があります。そのひとつは年齢です。年齢が若い方が髪の毛は早く伸びる傾向にあり、年をとるに従って、髪の毛の伸びるスピードは遅くなっていきます。また、性別も伸びるスピードに影響を与えるようです。髪の毛が成長するためには、女性ホルモンが関係しているためて女性の方が髪の毛の伸びるスピードは早いのです。そして、男性にしろ女性にしろ、大切なのは、健康状態また、栄養状態です。普段の生活習慣が整っていれば、髪の毛は通常に成長しますが、生活習慣が悪かったり、栄養状態が悪いと髪の毛まで栄養が行き渡らずに、成長のスピードが遅くなるようです。また、毛乳頭と毛母細胞の役割を考えると、「髪の毛が伸びる」という現象は、毛母細胞の細胞分裂が繰り返されることで起こるので、そのメカニズムを理解することも重要です。髪の毛の根元にある毛乳頭は、頭皮を流れる毛細血管から髪の毛の成長に必要な酸素や栄養を受け取り、毛母細胞へ運びます。そしてその栄養を受け取った毛母細胞はそれをエネルギー元として細胞分裂を繰り返します。そして分裂した細胞がそのまま頭皮の上と出てきて髪の毛となるのです。この仕組みで考えると、血行不良などが起こって毛乳頭に十分な栄養が届かなければ、髪の毛の伸びるスピードは遅くなってしまうということがわかります。
1ヶ月に伸びる髪の長さは?
平均すると、髪の毛は1日に0.3ミリから0.4ミリ伸びると言われています。計算すると3日で1ミリ1ヶ月で1cm 1年で12センチから14cm の成長です。しかし、年齢や体調によっても変わりますし夏は早く冬は遅くなるなど、季節も影響しているようです。期間が同じヶ月だったとしてもマリル長さには個人差が大きくあるようです。
髪の毛は結んでも伸びない
このように髪の毛の成長する仕組みや、髪の毛の成長するスピードなどを知っていくと、髪を結ぶという方法で髪の毛が早く伸びるという噂は嘘のように思います。ではなぜこのような都市伝説が生まれてしまったのでしょうか?これには、実は一つの理由が存在します。先ほどお伝えしたように髪の毛の細胞分裂というのは髪を結ぶことによっては変わりません。また、髪の毛の成長には毛乳頭に届く血液の中に含まれる栄養分が必要です。これは髪の毛を結ぶことと直接関係はありません。ということは当然、髪の毛を結んだとしても、髪の毛の成長スピードが大きく変わることはありません。むしろ髪の毛を強く結んでしまうことで抜け毛が起こることがあります。髪の毛を早く伸ばしたいあまりに髪の毛を強く結んでしまい、切れ毛や枝毛が起き、さらには、抜け毛が起きて最終的にはハゲてしまうということもあるのです。普段同じように髪の毛を結び続けると日常的に同じ場所が強い力で引っ張られるという状態になります。これは髪の毛に大きな負担をかけてしまうため、抜け毛や切れ毛の原因になってしまうのです。薄毛が怖いハゲになりたくない、という方は、髪の毛を結ぶのはやめた方が良いかもしれません。
なぜこの噂が生まれたのか?
このように、髪の毛を結ぶことによって髪の毛の成長スピードは変わりません。また結ぶことによって、むしろ抜け毛や切れ毛が増えてしまったり、最悪の場合ハゲてしまう可能性すらあります。そのようなデメリットの多い髪の毛の結ぶという行為を科学的な根拠もないのに何故髪の毛が伸びるという噂がたったのでしょうか。
髪の毛を結ぶと、結んでいない普段の状態よりも、毛先の位置が高い位置になります。それを毎日続けると、もともとあった毛先のポジションを忘れてしまいます。すると、結んでいた髪の毛をほどいて髪を下ろした時に元あった毛先の位置がわからないので、「これは伸びたのではないか」と錯覚を起こしてしまうことがあるのです。髪の毛を結ぶと髪の毛が伸びるという噂は、ここから生まれたという説があります。
髪の毛を早く伸ばす方法は?
頭皮マッサージ
頭皮をマッサージすることで髪の毛を早く伸ばすことができます。頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進し、頭皮を柔らかい状態にする効果があります。頭皮がやわらかくなると、毛根の状態も良くなり、毛細血管の血流も良くなるので、毛母細胞に十分な栄養が運ばれ、髪の毛の成長を促してくれます。頭皮マッサージの方法は、指の腹を使って揉みほぐすように優しく行うことです。注意しないといけないのは、頭皮を傷つけるぐらいの強さで力強く押してしまうことです。頭皮に傷がついてしまうと、ハゲの原因になります。
また、マッサージをする際には育毛トニックを髪の毛につけて行うと、より効果があります。育毛トニックとしては男性向けのものが有名ですが、女性向けの育毛トニックもあるので、女性でも使用する事ができます。
ドライヤーをかけすぎない
髪の毛の成長にとって、ドライヤーというのは、実は非常に重要な役割をします。お風呂やシャンプーなどで必ずドライヤーは使いますが、濡れた髪はキューティクルが開いており、傷みやすい状態にあります。そんなときに、できるだけ早くドライヤーを終わらせたいと熱風をガンガンに当てていませんか?熱い風が、地肌に当たると、髪の毛だけでなく頭皮も乾燥してしまいます。すると頭皮は、そのダメージを防ごうとして皮脂を過剰に分泌してしまいます。するとその皮脂が固まって毛穴に詰まり、髪の毛の成長を遅らせてしまうのです。このような悪い現象を起こさずに、髪の毛を健康に乾かしたいのであれば、冷風モードで時間をかけて髪の毛を乾かすのがお勧めです。もし「早く乾かしたくて、熱風を使う」という場合でも、髪の毛が熱くなりすぎないように、注意しながら冷風と熱風を交互にあててください。
また、乾かすときは襟足が一番乾きにくいので、そこから当てていきましょう。襟足の次は後頭部にドライヤーを当てます。この順番で乾かしていくことによって、髪の毛を乾かす時間全体が短縮されます。また、睡眠時間を十分に摂る事も大切です。最も多く成長ホルモンが分泌されるのは、夜の10時から深夜の2時。この時間に十分な睡眠をとっていれば髪の毛は、より早く成長します。しかし、不規則な生活をして、この時間帯にずっと起きていたりすると、髪の毛はなかなか成長しません。
まとめ
いかがでしたか。このように、結論から言えば髪の毛を結ぶことで髪の毛が早く伸びるという噂は、単なる都市伝説でした。しかし、髪の毛を結ぶこと以外に髪の毛を早く伸ばす方法というのは存在します。普段のケアから注意して行うこと。そして十分な睡眠と栄養を摂ること。こういった基本的なことさえできていれば、髪の毛は健康に成長するはずです。髪の毛を切りすぎてしまって早く伸ばしたいという人はまずこの部分から気をつけて生活してみてください。
髪にハリコシが無い…ボリュームが欲しい…それは頭皮に原因があります。
髪に元気がなくなっている方は、頭皮環境に原因があります。特に30代を超えると髪年齢はどんどん衰えてきます。そのままほおっておくと、最悪の場合薄毛になってしまうことも。
本当に頭皮の事を考えたシャンプーで早めのケアを心がけるといいですね。
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ケフトルアーユルヴェーダ |