何気なく鏡で頭皮を見てみたら、なんだか赤くなっていることがあります。「そういえば最近、朝起きた時に枕にたくさん髪の毛が付いている」「そういえばお風呂の排水溝に髪の毛が詰まっている」そんな場合は要注意です。
放っておいたら、そのままどんどんハゲてしまいます。そのため、ちゃんと対策を行い、抜け毛を減らし髪の毛の量を増やさなければいけません。実際、頭皮が赤いということに気づいてから対策をとって、薄毛な人はたくさんいます。そういった人に学び、原因と対策をしっかり取りましょう。
目次
頭皮のチェックは大事
「頭皮が赤い人はハゲる」「ハゲる人は頭皮が赤い」という話をよく聞きます。これはインターネットなどにもよく書いてあります。頭皮の色と薄毛に関わりがあるというのは、どういうことなのでしょうか。普通に考えれば、「赤い」ということは血行が良いということになります。血行が良いということは髪の毛にはよさそうに見えますが、なぜハゲに繋がってしまうのでしょうか。例えば、インターネットで「頭皮 赤い」というキーワードで検索をかけると、ハゲる前兆であるとか、薄毛対策が必要だ、などといったことが書かれています。しかし、頭皮が赤いということは、100%ハゲることだとは限りません。生まれつき頭皮が赤いという人はいますし、様々な要素が重なって起こるのがハゲですので、それだけで100%ハゲるとは言い切れません。頭皮が赤いのはハゲる原因であるということが言えるのは、最近になって急に赤くなってきたという場合に多いです。そして、そのまま「赤くなってきたな」と思いながら何も対策を取らないと、抜け毛が始まり、さらにそこで放置すると、どんどん髪の毛はハゲていくのです。では、どのような状態からが危険なレベルなのでしょうか?
下記のような状態の人は注意が必要です。
・油っぽい
・フケが出ている
・痒い
・頭皮が熱い
・頭皮がつっぱっている
・頭皮が硬くなり触っても動かない
頭皮が赤い以外にも最近になって、上記のどれかに当てはまるような症状があれば将来的にハゲる可能性が高いと言えます。
そもそも、頭皮が最も健康な状態というのは何色なのでしょうか。
一度髪の毛がふさふさな人に頭皮を見せてもらうと良いでしょう。おそらくその人の頭皮は白っぽいはずです。思い出してみてください。髪の毛が濃い人は頭を丸坊主にすると髪の毛があった部分の頭皮は青白いですよね。健康な人の頭皮は青白いのです。その色は一見血が通っていないように見えてしまいますが、これは頭皮が健康であって血がちゃんと流れているという証拠なのです。それでは、頭皮が赤くなってしまうという原因は一体何なのでしょうか。
頭皮が赤くなる原因
湿疹などといった部分的な症状は別として、頭皮が赤いだけで薄毛になってしまうというのは不思議に思うかもしれません。しかし、本来頭皮は青白いのが健康な状態です。ではなぜ頭皮が赤くなってしまうのでしょうか。その原因を代表的なものを中心にまとめました。もし頭皮が赤いという人は、自分がこの中のどのタイプなのかをまずは考えてみましょう。
頭皮が炎症を起こしている
頭皮が炎症を起こしているためにその部分が赤くなってしまっているという可能性があります。髪の毛を育てる土壌である頭皮が炎症によって不健康な状態になってしまうと、抜け毛が進んでしまうのも頷けます。頭皮は髪の毛を育てる大事な基礎となる場所です。炎症の成分は、毛根を攻撃し、脱毛を促進させてしまいます。また、いちど炎症が起きると、頭皮は痒くなり、ついつい掻いてしまいます。掻いてしまうと、毛根は傷つき、さらに、脱毛は促進されます。また書いた部分の頭皮はダメージを受けやすくなり、紫外線なども直接浴びることになります。これも薄毛の原因になります。
雑菌の繁殖
頭皮が赤くなる原因には雑菌やカビの繁殖という原因もあります。頭に菌が繁殖するなんて信じられないという人もいると思いますが、実際どんな人の頭皮にも菌は生息しています。そういった菌は常在菌といって適正な量であれば頭皮を紫外線から守ってくれたり、頭皮環境を改善させたりといった良い効果をもたらします。しかし、雑菌が増えすぎると逆に毛根が攻撃され、脱毛を促進させてしまいます。また、頭にカビが生えるというのも信じられない人は多いと思います。しかし、毎日ちゃんとシャンプーしていても、そのシャンプーが肌に合っていなかったりするとカビの原因になってしまうのです。
シャンプーが合わない
カビのできる原因はシャンプーが合っていないからというお話をしましたが.髪だけでは無くシャンプーが肌に合っていないと頭皮に不必要な刺激が沢山加わり炎症を起こす可能性もあります。一般的に良い曲名で販売されているシャンプーにはほとんど洗浄成分として、合成界面活性剤が使用されています。また、香りを良くしたり、指通りをよくしたりするための添加物もたくさん含まれています。そのため、そういった本無い髪の毛に必要のない成分が薄毛を招いているという可能性があります。シャンプーした後特に頭皮が赤くなるという人は要注意です。
頭皮が赤くなりやすい人
なかなか自分の頭皮をマメにチェックする人はいませんよね。もし赤くなってしまってもなかなか気づかない人の方が多いと思います。しかし、今からお伝えする特徴に該当する人はぜひ頻繁に頭皮の状況を確認してみてください。これらは髪の毛が赤くなりやすい人の特徴です。
シャンプー選びに無頓着
「安ければ何でも良い」と考えてシャンプーを購入したり、洗えればいいという風に考えて、適当にシャンプーを選んでしまってる人は注意をしてください。肌に合わないシャンプーを使うことによって、頭皮がダメージを受けて、それが原因でハゲてしまう人はたくさんいるのです。できれば頭皮と同じ弱酸性のシャンプーであったり洗浄成分の強くない低刺激なものを使った方が良いです。しかしそういったシャンプーを使っても、肌に合わない人は合いません。こればかりは、実際に使ってみないと分からないので一度使ってみて「頭皮にかゆみが出る」「赤みが出る」と言った場合は、すぐに使用を中断しましょう。「買ったばかりでもったいない」と思う気持ちはわかりますが、将来ハゲてしまうことに比べたらその出費は大したことないはずです。
屋外にいることが多い人
スポーツをしていたり、仕事柄外にいることが多いという人は、注意が必要です。紫外線は頭皮だけではなく肌にも良くありません。人によってはどんなに紫外線が降り注いでもほったらかしという人もいます。特に頭という部分は体の中で一番上にあるので最も日差しが当たりやすい部分、つまり、紫外線によるダメージを受けやすい部分ということが言えます。そのため日常的に外に出てることが多く、肌が小麦色という人で、頭皮が赤い人は、紫外線によるダメージが頭皮に蓄積している可能性があります。そのため、アウトドア中は帽子をかぶったり日傘を差したりして頭皮を守っていかなければいけません。
美容室でカラーリングやパーマをしている
パーマ液やカラーリングの薬品は非常に強い成分です。頭皮にとっては良くありません。「みんなやってるから大丈夫だ」と感じる人もいるかもしれませんが、カラーリングやパーマを繰り返すことによって、その年齢ではありえないほどハゲてしまう人も、中にはいます。もし美容室に行ってパーマやカラーリングをした後で頭皮が赤いということに気がついたら、次は同じ薬剤を使用せずにパーマやカラーリングをするようにしましょう。最も良いのは髪の毛を自然な状態にしてパーマやカラーをしないということですが、オシャレはマナーでもありますので、頭皮が赤くならない、自分に合った薬剤を見つけるようにしてください。
まとめ
このように頭皮が赤くなってしまうことには様々な原因があります。そしてそれらの原因というのは薄毛の原因に直結するものです。もし自分の頭皮が赤いということが発覚したら、すぐにその原因を探り、対策を立てなければ近い将来ハゲてしまう可能性が高いです。まずは、1日一回からまめに自分の頭皮の色確認してみてください。