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育毛薬のフィンペシア
男性型脱毛の治療に効果があるとして有名な飲み薬プロペシアですが、プロペシアのジェネリック薬品のような位置づけにフィンペシアという薬品があります。
プロペシアは女性への使用は禁止となっております。ということは同じ成分で作られたフィンペシアも女性へは使用できないということになります。
女性でも薄毛に悩んでる人は非常に多く、「男性の脱毛にこれだけの効果があるのであれば自分でも使いたい」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし男性と女性の違いがプロペシアのもたらす作用に大きな違いを生むのです。この記事ではそのなかでも女性がプロペシアを使用してしまった場合の危険性について検証したいと思います。
フィンペシアとプロペシアの違い
まずはじめにフィンペシアとプロペシアの違いについて説明しようと思います。
先に書いたように、フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品のような位置づけの存在です。しかし、ジェネリック医薬品というのは特許が切れた薬品の構成成分を真似て作る薬品ですので、元となる薬品の特許が切れていなければいけません。しかしプロペシアの特許を持っているのはメルク社という会社で、特許が切れるのは2019年です。
つまり、基本的にはプロペシアはジェネリック薬品というものを作ることができないのです。しかしフィンペシアを製造しているインドは、この医薬品の特許条約に加盟していないのでに、特許が切れていないプロペシアのような製品でも同じ成分を使った類似薬品を作ることができるのです。
つまりフィンペシアは、プロペシアの正式なジェネリック薬品というわけではありませんが、成分自体は同じなので、制度上ジェネリックではないというだけで中身的には同じものだと考えてもらって差し支えはありません。
そのため、フィンペシアの副作用というものを考える場合は、プロペシアの持つ副作用と同じものだと考えたほうがよさそうです。そしてプロペシア・フィンペシア両方に含まれてるんで有効成分はフィナステリドという成分になります。
フィンペシアの持つ薄毛治療作用
男性型脱毛症の原因は、ジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンです。これは男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素が合成して作られるものです。ジヒドロテストステロンは毛根を攻撃し脱毛を促進します。
フィンペシアの主要成分であるフィナステリドは、この中でも5αリダクターゼの生成を抑制する作用があります。そのためジヒドロテストステロンが生まれにくくなり脱毛予防できるのです。
このフィナステリドの薄毛治療効果が非常に高いということで、AGAの専門クリニックでは内服薬としてフィナステリドの配合されたプロペシアを、外用薬として高い実績のあるミノキシジルを使用し、この2つの薬品の併用で薄毛を治療しているところが多いです。
フィンペシアを女性が使用してはいけない理由
フィンペシアが、女性に服用された際に起こる最も危険な副作用は、胎児が奇形になってしまう可能性があるということです。
上記で説明した、悪玉ホルモンのジヒドロテストステロンですが、これは成人した男性にとっては薄毛の原因になったり、前立腺の肥大や前立腺がんの進行を促したりとよくない作用することが多いのですが、胎児や小さい子供にとっては生殖器の発達を促すという大切な役割を持っているのです。
そのため、妊娠中の女性がフィナステリドの配合されたプロペシアやフィンペシアを服用してしまうと、それが胎児にも影響を及ぼし、その胎児が男の子だった場合男性器の形に影響が出てしまうという恐れがあるのです。
そのため、妊娠中だけではなく授乳中の場合もフィナステリドを服用するとそれが授乳を通じて赤ちゃんに吸収されてしまう恐れがあるので、危険です。
女性はフィンペシアの錠剤に触ることすら危険
皮膚吸収という言葉をご存知でしょうか。その言葉の通り、触れた物の成分が皮膚を通じて吸収されてしまう現象のこといます。基本的に、ほとんどの物質は皮膚吸収を抑えることはありませんが、医薬品の中には経皮吸収型製剤という。触れただけで皮膚吸収を促して血液の中に成分を乗せることができる薬があります。プロペシアやフィンペシアもこの皮膚吸収の恐れがあるため妊娠中や授乳中の女性はその錠剤に触ることすら禁止されています。
フィンペシアの注意書きには「女性は触れてはいけない」と書かれています。ちなみに、フィンペシアには分厚いコーティング剤が塗られています。これは女性が誤って触れたりすることのないようにするための処置です。そのため、女性は自分が服用しないということはもちろんのこと家族の中でフィンペシアを使用されている方がいる場合は、触ったりすることがないよう、十分に気をつけてください。
そもそも女性はフィンペシアを服用する必要がない
前日のように、フィンペシアは5αリダクターゼを抑制する作用があります。それは、男性型脱毛症の原因であるジヒドロテストステロンを抑制するためです。
しかし女性の薄毛の場合、ジヒドロテストステロンが原因であることは少なく、ホルモンバランスの乱れやストレスや生活習慣などが原因のことが多いようです。そのためリスクを冒してフィンペシアを服用しても、効果が出ないことが多いのです。そのため妊娠中であるとか、授乳中であるといったような時期を考慮に入れず、女性は一切フィンペシアを使用しないという考え方の方が安全です。
パートナーの男性がフィンペシアを服用している場合
結婚し、これから子作りを控えている女性の場合、パートナーが薄毛治療のためにフィナステリドの配合されたプロペシアやフィンペシアなどの経口育毛剤を使用していた場合、生まれてくる子供に影響が出るのではないか心配になると思います。
確かにプロペシアやフィンペシアを服用している方の精子には極めて微量ですが、主成分のフィナステリドが含まれています。しかし、今のところこのことが原因で子供が奇形になったという報告はありません。子作りに関する危険性で言えば、フィナステリドによる奇形児の出産よりも流産の確率の方が圧倒的に高いのです。
しかしそれでも可能性がゼロではない以上、プロペシアやフィンペシアを服用している男性との子作りは避けたいという方もいると思います。そんな場合は、パートナーに1ヶ月間の薬品の利用停止をお願いしてみてください。フィナステリドが体内にとどまる期間は約1ヶ月間です。そのため、1ヶ月間プロペシアやフィンペシアを使用しなければ、その方の体内にフィナステリドは残留しないことになるのです。
男性がフィンペシアを使用した場合の副作用
女性に強い副作用があるとしても、男性なら大丈夫なのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、男性が使用してもフィンペシアには副作用があります。
主な副作用は男性機能の低下やカナダの女性化内臓の機能不全なのです。中には重篤な副作用の報告もありますので服用する場合は医師の診断のもと処方してもらうプロペシアの方が安全となります。フィンペシアを購入する場合は個人輸入で入手するという形しか今のところ方法がありませんので、安全性の確認が取れないのです。
ただ価格はフィンペシアの方がプロペシアに比べて十分の1とはかなりお安いので経済的にプロペシアの購入が厳しいという場合にはフィナステリドの配合量が少ないフィンペシアを試しに使ってみるのがいいかもしれません。
まとめ
女性がフィンペシアを使用することが危険だということはお分かりいただけたでしょうか。特に妊娠中や、授乳中の女性はフィンペシアを服用することはおろか、その錠剤に触れることすら危険と言えます。しかも女性の脱毛症に必ずしも効果がある成分ではないので、使用できないからといって気にする必要はありません。
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