育毛剤の成分の中に「成長因子」という記載があり、「なんだろうこれ?」と思った経験のある人はいませんか?
なんだかよくわからないけど、髪の毛には良さそうですよね。
でも実際、成長因子とはどのようなもので、どんな働きがあるのかを知らなければ、正しい育毛剤選びができません。
この記事では成長因子について解説していきます。
目次
成長因子、グロースファクターってなに?
成長因子とは
成長因子は、「グロースファクター」とも呼ばれるたんぱく質の1種です。
細胞を刺激して細胞分裂を促してくれる働きをします。
細胞分裂の際には、必ず細胞分裂を司る「因子」というものが必要となりますが、この因子が「成長因子」です。
細胞分裂を活発化して、新陳代謝を活性化させたり、抗酸化作用で細胞の酸化をブロックしたり、精神を安定させたりする効果があります。
その他にも自律神経の調整、疲労の回復、血行の促進、ホルモンバランスの調整、免疫カの強化などの働きがあります。
たくさんの働きがあることから、近年ではアンチエイジングや美容業界でも活用されています。
成長因子は人の体内でも作られるのですが、加齢とともに生産される量が減っていきます。
それに伴って細胞の分化が遅れ、老化現象を引き起こす原因となります。
育毛にも使用される成長因子
上記のように様々な分野で活用される成長因子ですが、育毛の分野でも使用されています。
育毛因子の様々な働きの中でも、「血行の促進」「細胞分裂の促進」の2つが育毛効果として優秀なため、AGAのクリニックでも注入する薬剤として使用されたり、様々な育毛剤に配合されたりもしています。
成長因子の育毛効果は?
血行促進
脱毛の第一段階は、毛髪に栄養が届かなくなり、細くなっていくことですが、その原因は血行不良です。
成長因子の働きで血行が良くなれば、毛根が毛細血管から新鮮な栄養や酸素を受け取ることができるので、健康で抜けにくい髪の毛を生みだすことができるのです。
毛母細胞の増殖
成長因子は、細胞増殖によって皮膚を再生させる効果があります。
そのため、加齢などの原因で弱くなってしまった毛母細胞を、分裂させ活性化させることで、髪の毛を生成しやすくすることができます。
ヘアサイクルを回す
毛髪にはサイクルがあります。
「成長期」「退行期」「休止期」の3つの期間がヘアサイクルです。
AGAは、このうちの「成長期」の期間が短くなることで、休止期の髪の毛が増えてしまい薄毛になるという仕組みなのですが、成長因子はこの「休止期」の髪の毛を「成長期」に戻す効果があります。
このような効果があることで、本来なら抜けるのを待つはずだった髪の毛を、再び成長させ、抜けにくくすることができるのです。
成長因子にはどのような種類がある?
育毛に利用される成長因子は、
・髪の毛をつくるために必要なケラチンの生成を促進するKGF(ケラチン細胞増殖因子)
・毛母細胞の分裂を促進するIGF(インスリン様成長因子)
・頭皮の血管を新しく生み出すVEGF(血管内皮細胞増殖因子)
・休止期の毛包を成長期へ変化させるHGF(肝細胞増殖因子)
・毛母細胞の細胞分裂を促すFGF(線維芽細胞増殖因子)
などがあります。
成長因子を使用する方法は? 併用は可能?
HARG療法
AGA治療の種類の1つにHARG(ハーグ)療法というものがあります。
HARG療法は、幹細胞から抽出した成長因子やビタミン、たんぱく質、アミノ酸などを配合した「HARGカクテル」を注射やプラスチック製ローラーにに小さな針をつけた器具で直接頭皮に注入していく治療方法です。
クリニック等の医療機関でしか施術は認められていません。
育毛剤
近年発売されている、多くの育毛剤やスカルプエッセンスにはこの成長因子が配合されています。
成長因子は種類が多いため、配合されている因子は育毛剤ごとに異なります。
他の育毛剤との併用は可能?
成長因子の弱点としては、「脱毛に弱い」という部分があります。
髪の毛を強くしたり、毛根を活性化させたりと、、育てる方には効果があるのですが、AGAの主な原因とされるDHTを抑制する働きはないためです。
そこで、他の育毛剤との併用がオススメです。
育毛剤の代表であるミノキシジルやプロペシアなどとの併用は、クリニックでも推奨されています。
ミノキシジルには血管を拡張させて血行を良くする作用が、プロペシアはDHTの生成の元となる5αリダクターゼを抑制する働きがあります。
成長因子を使用するメリットは?
使用間隔が長い
成長因子を使用する間隔は1~2週間に1回でよいとされています。
そのため、マメでない人でも治療を続けやすいというメリットがあります。
副作用がない
成長因子を注入するAGAの治療は、アメリカをはじめヨーロッパや韓国で、数千回もの臨床と治療が行われています。
その結果、アレルギーや副作用等の報告はなく、高い安全性が確認されていますので、育毛の副作用が気になる方でも安心して使用できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
血行促進と細胞分裂の促進で強い髪の毛を作る成長因子。
抜け毛を止める作用はないので、他の育毛剤との併用がオススメですが、AGAに悩む方は、副作用もないのでぜひ使用を検討してみてください。
クリニックで直接注入してもらうには費用がかかるので、まずは成長因子配合のスカルプローションから試してみるのがオススメです!
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