5399c728c35ec0fe2a2ce345af853a69_s

育毛・発毛

【医薬部外品や化粧品】スカルプ系商品「育毛剤」と「養毛剤」の違いとは?

育毛剤は髪の毛を増やすことを目的に作られていて、養毛剤は髪の毛の環境を整えて保護することを目的に作られています。また、化粧品として販売されている育毛剤は、厚生労働省がまだ認可していない有効成分が配合されているので育毛の期待値が高いです。

育毛剤という名前と養毛剤という名前を聞いたことがありますか?
これはどちらも髪の毛に作用する薬品であり、薄毛の方が使用することの多い商品です。
実はこの2種類の違いであったり、育毛剤の中でも「発毛剤」「育毛剤」が分かれていということをくわしく知っている人は少ないです。さらに、育毛剤、発毛剤はそれぞれ「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」といった分類に分けられます。今回は、その詳細を解説したいと思います。

育毛剤と養毛剤


育毛剤と養毛剤の違いについては、その文字の違いで考えてもらうのが一番分かりやすいのではないかと思います。
育毛剤はその文字の通り、髪の毛を育てる薬剤です。
養毛剤はその文字の通り、髪の毛を養う薬剤です。
具体的には、育毛剤の大きな効果のひとつに、「髪の毛を太くして成長スピードをアップさせる」という作用があります。そのため、毛母細胞に働きかけて髪の毛を作る働きを促進するような成分が多くを占めています。また、抜け毛を止めるという作用も育毛剤では重視されるため、男性型脱毛の大きな原因である「DHTの抑制」という働きを持つ成分を主軸にした成分構成をしている商品もあります。
一方、養毛剤にはそういった効果は少なく、どちらかといえば「保湿」や「保護」といったケアの部分を重視した成分が配合されています。作用する場所が、毛母細胞やDHTといった根元ではなく、もう少し外側の、頭皮であったり髪の毛それ自体であったりするのです。

育毛剤と発毛剤


よく「育毛剤」と言われている商品は、実は「育毛剤」と「発毛剤」の2種類があります。
これらの違いもあまり区別されることが少なかったり、同じ商品に育毛剤と発毛剤の2つの成分が同時に配合されていることが多かったりするため、あまり重視はされていませんが、すくなくとも同じ育毛剤のなかでも「この成分は発毛剤の成分」「この成分は育毛剤の成分」というように考えながら成分の一覧を眺められるようになれば、本当に自分の頭皮の状況に合わせた育毛剤・発毛剤を選ぶことができるようになるでしょう。
この2種類の最も大きな違いは、その目的の質の違いです。
育毛剤の目的は「今ある髪の毛を太く強くすること」です。
発毛剤の目的は「今までに髪の毛が経ていなかった場所から髪の毛を生やすこと」です。
この2つは似ているように聞こえますが、実は非常に大きな違いなのです。

髪の毛の一生はヘアサイクルという流れの中にある

髪の毛にはヘアサイクル(毛周期)というサイクルに則って生きています。ヒトの人生と同じように髪の毛にも生まれてから死ぬまでの期間があるのです。
髪の毛が生まれてから成長を続ける期間が「成長期」です。
髪の毛の成長が止まり、抜けるのを待つだけの期間が「退行期」です。
髪の毛が抜け落ちた後で、次にまた生えてくる髪の毛を待ちながら毛根が休憩を取っている期間を「休止期」といいます。
AGAの人の頭皮にある毛根は、成長期の毛根の数が異常に少なく、それに対する休止期や退行期の毛根の数が圧倒的に多くなっています。そのため、髪の毛を増やす為には成長期の髪の毛の本数を増やすことと同時に成長期の期間を長くする事がポイントになります。また逆に、休止期の髪の毛を減らすことと同時に、休止期から成長期に素早く切り替えるということもポイントになります。

育毛剤が作用するのは成長期の毛髪

育毛剤が作用する髪の毛は、このヘアサイクル上でいうところの「成長期」に当たります。成長している髪の毛にさらに勢いを与えて太く大きくして、成長期でいる期間を少しでも長く伸ばすという役割をします。
例えば、毛包全体を大きくしたり、髪の毛の成長スピードをアップさせたり、髪の毛の成長に役立つ栄養やビタミンを補給したりという役割があります

発毛剤が作用するのは休止期の毛根

発毛剤が作用する髪の毛は、このヘアサイクル上でいうところの「休止期」に当たります。
何も生えていない頭皮、たまに「つるつる」と表現されることもあるような無毛の場所は「毛根がすべて死んでしまっている」と考えられることもありますが、実はそれは間違いです。
何もないつるつるの頭に見えてもそこには必ず休止期の毛根が文字通り「眠って」いるのです。その眠った毛根を起こすのが発毛剤の役割です。
そもそも「毛根が死ぬ」という現象はよほどの大怪我や大火傷などの皮膚の組織全体が破壊されるようなことがなければ起きることはありません。つまり、人間の体全体に、眠った毛根はあるのです。
そのため、発毛剤はその眠った毛根の毛母細胞や、毛母細胞の元となる、「バルジ領域」と呼ばれる部分にある幹細胞に作用して発毛を促すのです。

化粧品と医薬部外品、医薬品


育毛剤の中には「化粧品」に分類されるもの、「医薬部外品」に分類されるもの、「医薬品」に分類されるもの、
以上の3種類があります。
ぱっと聞いただけでは「医薬品が最も効果が高そう」「化粧品は効果が低そう」「医薬部外品はその中間ぐらいの効果かな」と考えてしまいそうになりますが、それは大きな間違いである可能性があります。なぜなら、このどれに分類されるかは厚生労働省の認可されている成分の配合量によって決まってしまうからです。
では、「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」それぞれの定義を見ていきましょう。

医薬品

医薬品は厚生労働省より「育毛の効果が高い」と認められた成分「のみ」が「規定量以下」配合されているもの
を指します。この3つの条件を満たさなければ医薬品としては認められません。
日本の中で作られている育毛を目的とした成分の中では「リアップ」のみがこの医薬品としての認可を受けています。
CMでも「日本で唯一の医薬品」と謳っていいますよね。これは確かに正しい事なのです。
しかし、上記3つの制限を受けてしまうため、そこまで多くの有効成分を配合することができなかったり、規定量を超えるほどの分量配合することができないなどの制約が出てきます。ここまでして「医薬品である」というブランドにこだわれば、当然育毛の効果の方にはこだわることが難しくなります。

医薬部外品

医薬部外品は厚生労働省より「緩やかな育毛の効果がある」と認められた成分「のみ」が「規定量以下」配合されているものをさします。
日本で医薬品の認可を受けている成分は「ミノキシジル」のみですので、それ以外の「厚生労働省認可」と謳われている成分や育毛剤はすべてこの「医薬部外品」になります。医薬部外品に指定されることによって、商品や広告に「薬用」という名前を使用することが出来るようになるため、消費者の感覚からすると信頼度が増すので、育毛剤メーカーもこの部分にこだわるところが多いようです。

化粧品

化粧品は、厚生労働省から「育毛効果がある」という認可を受けていない成分が配合されているものです。
「それじゃああ意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、実はその考え方は真の育毛法とは正反対です。
なぜなら、「髪の毛が生えたりふえたりする可能性の高い成分は厚生労働省に認可されていないから」です。
例えば日本ではミノキシジルが唯一育毛成分としては医薬品認可を受けていますが、2011年に開発された「キャピキシル」はミノキシジルの3倍の発毛効果が確認されています。しかし、日本ではその効果の高い育毛成分キャピキシルが、育毛成分としての認可を受けていないのです。その理由は、厚生労働省の腰の重さにあります。申請をしてから認可が下りるまで非常に長い時間がかかるということ、また、昔に比べて認可に慎重になっていることなどがあります。
そのため、新しく開発された育毛成分などは日本では化粧品というグレードでの販売しかできないのです。
本当に髪の毛を生やそうと思えば、化粧品グレードの育毛剤の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

成分で選ぶなら断然人気急上昇中のイクオス

薄毛やAGAの治療で誰でも気軽にで始められるのが育毛剤を使ったケア。

より早く改善したなら、成分にこだわった育毛剤イクオスがおすすめ。

使用者の78%が3ヶ月以内に発毛促進を実感したという 驚異の発毛力が特徴のイクオスで、本格ケアを始めましょう!
イクオス

イクオス



公式サイトへ

この記事を読んだ人が次に読んでいる記事

7480bddcac7e662c7ad7489c81830bb1_s

【今話題】育毛剤と比較できる?育毛サプリで髪は生えるのか

2016年12月8日 

育毛・発毛

サプリで育毛? 髪の毛の生え際が後退してきたりおでこが薄くなってきたりした方は、...

vw_kamilabo

髪ラボスタッフが厳選!「本当に頼れる」キャピキシルスカルプローションランキング!

2017年10月13日 

商品レビュー

本当に生える育毛剤はどれ?最も効果のある成分と人気なキャピキシルって? 育毛剤を...

c293d22d1e0941295c87c1bd82b7b889_s

【必見】AGAに効果的な育毛剤を選ぶ方法

2017年1月30日 

AGA

育毛剤はどれも同じ効果ではない ちょっと髪の毛が薄くなってきた。 そんな時にまず...

タイプ別にフケ予防ケアをしよう!

【ヘアケア】髪は毎日洗うべき?頭皮の皮脂量でわかる適切なシャンプー回数は?

2017年10月19日 

育毛・発毛

正しいシャンプーの回数とは何回なのか? あなたは、どのぐらいのペースでシャンプー...

fed6c271b1b17f9036167e3552814b2f_s

【カテキンの力】お茶を飲むだけで男性ホルモンが抑えられてハゲが改善する?

2016年12月8日 

育毛・発毛

あの「お茶」で育毛? 日本人の誰もが慣れ親しんでいるお茶。 「これまでにお茶を飲...

0a26ea143d8ca88f4e831fb7125d5306_s

【育毛薬】プロペシアで薄毛を治すには長期間摂取しないと効果がない?

2016年12月7日 

AGA

AGAの専門クリニックに行って処方してもらう育毛剤の代表的なものにプロペシアがあ...

頭皮のマッサージが効果的です

【実践編】セルフでできる!頭皮マッサージのコツと効果的なツボ押し

2017年10月17日 

頭皮

「セルフ頭皮マッサージ」は無料で簡単な頭皮ケア 頭皮の間違ったケアを行うと、薄毛...

e589f5ffd2807ea9c4eb634a3599e182_s

【カラーリング】天然由来で人気のヘナカラーのヘナに頭皮を健康にする効果があると話題に

2016年12月7日 

ヘアカラー・パーマ

ヘナといえば誰しもが一度は聞いたことがあると思います。人によっては、ヘアカラーを...

42379114 - man brushing his hair

【トラブル】フケが止まらない!頭皮ケアで気になるフケを無くす方法

2017年10月19日 

頭皮

フケが多くて悩んでいませんか? ケアしているつもりでもなかなか減らないフケ。気が...

beece5017e42fbc29ea2ee7462f9fe94_s

【月一はダメ?】頭皮の事を考えると、カラーリングは頻繁にしない方がいいらしい

2016年12月6日 

ヘアカラー・パーマ

ファッションとしてであったり、白髪染めとしてであったり、年代に関わらず多くの日本...

髪LABOスタッフイチオシ記事

5d4d5d1fee3418033dda208a9f6e7d26_s
【最強?】髪の毛細胞を活発にするリデンシルの凄・・・

2016/09/09 

育毛・発毛

目次■リデンシルとは?■リデンシルの働き・幹細胞の細

nokogiriyashi__010
【必見】海外では常識。ノコギリヤシがAGA対策・・・

2016/08/08 

育毛・発毛

目次ノコギリヤシは北米のネイティブアメリカンの時代か

8c76c4354c9d0d0b947dc8f51e5d774c_s
【お肉や大豆】食事で髪に必要な栄養源、タンパク・・・

2016/12/07 

育毛・発毛

髪の毛を構成する成分のほとんどはタンパク質です。その

20160704_05
【衝撃】シャンプーの洗浄成分を気にしないとます・・・

2016/08/08 

育毛・発毛

目次どんなシャンプーを使っていますか?どうしてシャン

c609141e50df9a1ce23e45bcdfe236ce_s
【髪生える?】育毛剤にも入っているガゴメフコイ・・・

2016/11/30 

育毛・発毛

タカラバイオの研究によって、髪の毛によいということが

a43ea6586203855584bb1fcd94cfab0f_s
【若ハゲ】20代で薄毛になるのは生活習慣が原因・・・

2016/12/06 

育毛・発毛

「近頃抜け毛が多い」「将来的にハゲてしまかもしれない

髪Laboの育毛理論