セラミックヒーターなどでよく聞く「遠赤外線」。炭火の熱なども遠赤外線として知られています。
「炭火焼肉は遠赤外線で焼くから火が通りやすい」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
実は、この遠赤外線に育毛効果があるという事が分かってきました。
しかし、その遠赤外線が一体どんなものであるかを詳しく知っている人は意外と少ないようです。
遠赤外線とは一体何なのでしょうか。
目次
遠赤外線とは
実は、地球にある物質はすべて遠赤外線を微量ですが発しています。可視光線や紫外線と同じようにに、電磁波の一種です。
電磁波で温めるというと、電子レンジが想像されるかもしれませんが、実際のところ仕組みは同じで、遠赤外線は照射された物質の分子を振動させ、
分子が振動ことで摩擦熱が発生するので温まるというわけです。
そのため、炭火焼きは食材の中まで加熱がしやすく、電磁波であるため表均一に加熱され、焼きむらが出にくいのです。つまり、分かりやすく言えば炭火は天然の電子レンジなのです。
すべてのものから発生していると書きましたが、木炭やセラミックは特にその発生量が大きくなります。
そのため木炭やセラミックは寝具や暖房器具、調理器具などに応用されています。使用しても実感はしにくいようですが、計測すると確かにそれらは肌を暖めているという結果になるようです。
また、遠赤外線の発生量は、物質そのものを加熱させることで著しく増えます。そのため、木炭やセラミックを加熱すると非常に強烈な遠赤外線が生まれます。
七輪で人が温まるのは、その場の空気全体が暖まっているわけではなく、遠赤外線が当たっている部分の肌や服の素材が温められているということなのです。
そういう意味で、遠赤外線は電波に近い特徴があります。
また、電磁波である遠赤外線は、風の影響を受けません。
バーベキューなどで、木炭の風下に食材があったとしてもしっかり焼き上がるのは、このためです。
ちなみに、うちわで木炭をあおぐとと手や顔が熱くなりますが、これも空気自体が暖まっているわけではなく、皮膚に当たった電磁波(遠赤外線)が皮膚の分子を振動させるためです。
遠赤外線が血行を促進してハゲを改善
遠赤外線の育毛効果は、その血行促進作用です。
遠赤外線が血行を促進する理由は2つあります。
上記で説明したように、遠赤外線が当たった部分の皮膚の温度は高くなります。ちなみに遠赤外線が作用するのは照射されている表面から0.2ミリ程度の深さまでです。
(よく「遠赤外線は体を芯から温める」というようなPR文章を見かけますが、これは残念ながら嘘です。遠赤外線はほとんどの物を透過しませんので、人の体の中にも入ることはありません)
エアコンやストーブなどの暖房器具で温める場合は、まずまわりの空気を暖めてからその空気によって肌が温められるという形になりますが、遠赤外線はそのままダイレクトに肌自体が暖かくなります。
温度が高くなれば、単純に血行が良くなります。当たり前ですがこれが1つ目の理由です。
もうひとつの理由は振動です。
遠赤外線に当たった物質が温められるのは、分子が振動し、そのエネルギーが熱に変わるためです。振動すると、毛細血管の中の血液が活発に活動を始めます。そのため、血行が促進されるのです。
血行が促進されることがなぜ育毛につながるのか
世の中には様々な育毛成分があり、それらはさらに様々なシャンプーや育毛剤に配合されています。そのひとつひとつの成分の効果をみていくと、だいたいの効果が3~4種類のカテゴリーに分類される働きをしていることに気が付くでしょう。
その中の代表的なもののひとつが「血行促進」です。
それほど髪の毛を育てるのにポピュラーな方法である血行促進ですが、そもそもなぜ血行が良くなると髪の毛が生えるのでしょうか。
それを理解するためには、まず髪の毛の生まれるメカニズムを知る必要があります。
毛根には、一番根元に毛乳頭細胞があり、その上に毛母細胞があります。毛母細胞は読んで字のごとく、髪の毛の元となる細胞です。毛母細胞が活性化し、細胞分裂を行うことで髪の毛が上に押し出され「髪が成長している」という状態になるのです。
しかし、毛母細胞はそれだけでは増えることはできません。指示をもらえなければ動けないという、社会人だったら失格になってしまうような特徴を持っているのです。
そして、その指示を出すのが毛乳頭細胞です。毛乳頭細胞は、毛母細胞に指示を出すのと同時に、細胞を分裂するのに必要な酸素や栄養素も渡しています。それにより毛母細胞は細胞分裂を行えるわけですが、では、その酸素や栄養素はもともとどこにあったものなのでしょうか。
答えは「血液」です。毛乳頭細胞は、毛根の下で毛細血管と繋がっていて、そこを流れる血液から、髪を作るのに必要な栄養素や酸素などを受け取っているのです。
つまり、血行が悪くなって毛乳頭細胞に充分な量の血液が届かなくなれば、残念なことにその髪の毛は成長が止まってしまうのです。薄毛に悩む人の多くは、頭皮の下に流れる毛細血管の活動が弱くなっています。それが理由で髪の毛にコシがなくなったり、抜けてしまったりするのです。
遠赤外線をよく発する成分「トルマリン」
冒頭でお伝えしたように、遠赤外線は地球上のすべての物質から発生します。しかし、物質によって多かったり少なかったりします。セラミックや炭(カーボン)が遠赤外線を強く発することはよく知られていますが、他にはどんなものが遠赤外線を発するのでしょうか。
よく知られているのはトルマリン鉱石です。
トルマリンは、外部からの圧力が加をることで電気が生じることから「電気石」とも呼ばれています。
1880年にキューリー夫妻の夫の方(ピエール)がその作用を発見しました。
トルマリン鉱石の遠赤外線が持つ波長は、人間がもつ遠赤外線の波長と一致しています。
また、トルマリン鉱石が赤外線を放射する放射率は、92.72%という高い数値を示しています。ちなみに、トルマリン以外の物質の赤外線を放射する放射率は、高いもので60~70%程度です。
赤外線の吸収率に関しては、赤外線エネルギーを100%吸収、放射する赤外線物質の理想とされる黒体と比べても、同程度の放射発散です。さらに、最も注目したいのは、それが高温から常温まで変化しないということです。
セラミックやカーボンは高温で放射量は増えますが、トルマリンは常温でも高い量の遠赤外線を放射するということです。
遠赤外線を育毛に取り入れるには?
炭を使った商品には、石鹸や洗顔料・アイマスクに腹巻など色々なものがあります
これらの中でも最も育毛に効果があるものはシャンプーです。
炭をクレイ化してシャンプーにした商品があります。
炭の遠赤外線効果により、そのシャンプーを使用することで頭皮の温度が上がり、血流が良くなるため、髪の毛に栄養が行き渡り、育毛の効果があります。
そのような遠赤外線効果のあるシャンプーを利用する場合は、シャンプー剤を塗布して泡立てた状態で置いておく「3分間ヘアパック」がおすすめです。そうすることによって遠赤外線の効果が頭皮全体に行きわたります。
その他、遠赤外線を利用した育毛には、トルマリンを繊維に編み込んだ帽子をかぶるなどの方法があります。
まとめ
いかがでしたか。このように遠赤外線には髪の毛に良い血行促進の効果があるということがわかりました。
遠赤外線の効果を利用するには、炭が含まれたシャンプーを利用するなどの方法があります。
AGAでお悩みの場合は、一度使用を検討してみると良いのではないでしょうか。
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