目次
抗男性ホルモン剤とは何か?
薄毛の治療に使用される抗男性ホルモン剤とは、正式名称を「抗アンドロゲン剤」といい、体内での男性ホルモンの生成を抑制する作用があります。
薄毛以外には、男性に限定するとのような働きがあります。
・性欲の減退
・脱毛の抑制
・前立腺癌の治療
・前立腺肥大症排尿障害の治療
・MtFの性同一性障害の治療
・パラフィリアの治療
このように、抗男性ホルモン剤には、良い部分も悪い部分もありますが、様々な効果があります。
抗男性ホルモン剤には何がある?
有名な抗男性ホルモンを使用したAGAの治療薬に「プロペシア」があります。
もう10年以上前ですが、「飲む育毛剤」としてメディアでも取り上げられ、話題にもなったので、記憶にある方も多いのではないでしょうか。この「プロペシア」に含まれる「フィナステリド」という成分は抗男性ホルモン剤です。
現在の育毛専門クリニックでの治療で最もスタンダードとされている手法が、この「プロペシア」による投薬治療です。これに塗り薬としての「ミノキシジル」(リアップにも配合されている、国内で唯一医薬品の認可を受けている育毛成分)を併用して治療する方法です。
その他、抗男性ホルモン剤としては下記のようなものがあります。
・エチニルエストラジオール
・オキセンドロン
・グリチルリチン酸
・ジエチルスチルベストロール
・スピロノラクトン
なぜ男性ホルモンを抑えることが育毛に繋がるの?
AGA(男性型脱毛症)の原因は、男性ホルモンの一種TH(テストステロン)が、2型5α-リダクターゼという酵素と合成することによって出来るDHT(ジヒドロテストロン)が毛根を攻撃したり、皮脂を過剰に分泌させて毛穴に詰まらせたりするためです。これは非常にやっかいで、男性ホルモンは体中をめぐっていますし、2型5α-リダクターゼは毛乳頭の奥に存在しますので、外側からどうこうしようとしても効果がそこまで届かないことが多いのです。
そういった意味では、DHTを抑制するためには体の外側から作用するタイプの塗る育毛剤よりも、体の中から作用するタイプの「プロペシア」のような成分の方が効率が良いのです。
抗男性ホルモン剤の「プロペシア」は、2型5α-リダクターゼの働きを抑制します。そのため、続けて服用することによってDHTの生成が抑えられます。例えば、頭頂部がO字のように薄くなる「O型脱毛」であったり、髪の毛の生え際がM字のように後退する「M型脱毛」といった典型的なAGA・男性型脱毛症の進行を妨げることができます。
抗男性ホルモン剤以外に男性ホルモンを抑える成分はある?
男性ホルモンを抑える成分としては、薬剤以外でもいくつか食品から摂取できるものや、育毛剤の中に成分として配合されているものがあります。
その中から一部をご紹介します。
イソフラボン
女性ホルモンに近い働きをするということで有名なイソフラボン。豆科の植物に含まれている植物性のポリフェノールのことで、大豆に多く含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と非常によく似た構造を持しいるため、女性ホルモンの代用としても使用されることがあります。
育毛に特化して言えば、イソフラボンの働きは3種類あります。
DHTの血中濃度を抑える
これはラットでの実験で証明されています。
人間の実験での結果ではないのが残念なところですが、効果に期待は持てるでしょう。
成長期を長引かせる作用
髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルがあり、成長期の髪の毛の割合が多いほどフサフサで、成長期の髪の毛の割合が少ないほど薄毛であると言えます。イソフラボンはこの中の成長期を長く伸ばす作用がありますので、薄毛に効果的だと言えます。
抗酸化作用
イソフラボンには「抗酸化作用」があり、これも育毛にとってプラスに働きます。
抜け毛は、頭皮の毛母細胞が活性酸素などの強い酸化力をもった成分の働きによってダメージを受けることも原因です。イソフラボンが持つ抗酸化作用は、そのダメージを減らすことができるので、毛母細胞が健康な状態を保ったまま成長していくことができるのです。
ノコギリヤシエキス
「インディアンにハゲがいない」ということから研究が始まったノコギリヤシの脱毛予防効果。
もともとはネイティブアメリカンたちが滋養強壮のために食していたとされるノコギリヤシですが、その中に含まれる成分にDHTを抑制する働きがあることが分かりました。
ノコギリヤシの研究が元となり、「プロペシア」も生まれたので、ノコギリヤシは現代育毛の母ということがいえるかもしれません。
日本にはノコギリヤシは生えていないので、摂取しようと思えば、ノコギリヤシエキスの配合されたサプリメントを服用することが最も簡単です。
育毛目的のサプリメントもあれば、ノコギリヤシの頻尿予防効果を狙ったサプリメントもありますので、いずれかを摂取するようにしましょう。
キャピキシル
最近発売の育毛剤によく含まれている成分のキャピキシル。
これは、実験の結果、キャピキシルに含まれるアセチルテトラペプチド‐3の発毛効果がミノキシジルの3倍だったということが分かり、一気に注目を集めた成分です。それまでは「塗る育毛剤といえばミノキシジル」というミノキシジル1強時代でしたが、キャピキシルの登場がきっかけで、一気にミノキシジルが育毛業界の第一線から退いたイメージがあります。
さて、キャピキシルに含まれるDHTの抑制成分ですが、「ビオカニンA」というものがあります。
これはアカツメクサという植物から採れるイソフラボンの一種です。5α-リダクターゼの抑制に強い働きがあるそうです。キャピキシルはまだ開発されて日が浅い成分で、医薬品や医薬部外品としての認可は下りていませんが、その育毛効果はかなり期待できると言っていいでしょう。
発毛にアセチルテトラペプチド‐3、抜け毛の予防にビオカニンAという攻守において優れた成分であるため、育毛をはじめる方などにはキャピキシル配合の育毛剤(スカルプローション)の使用がおすすめです。
抗男性ホルモン剤の副作用は?
いずれの抗男性ホルモン剤にもなんらかの副作用があります。
例えば、多い物として挙げられるのが「男性機能の低下」です。男性にとっては由々しき副作用ですよね。個人差はあるようですが、この副作用が重篤だったために服用をやめたという口コミもよく見ます。AGAクリニックで処方される薬もほとんどがプロペシアですので、この副作用との戦いと言っても過言ではありません
また、「肝機能の低下」という副作用があり、これは悪化すると肝機能障害に繋がる可能性がありますので、危険性は高いです。
その他にも、男性ホルモンが減ることによって女性ホルモンの働きが活性化し、体が女性化してくるという副作用もあるようです。
また、女性がこうした抗男性ホルモン剤を使用すると、男性よりもさらに強力な副作用に見舞われる可能性があるため、女性は「プロペシアの錠剤に触ることすら禁止」されているそうです。しかも、もし服用したとしても女性には効果が無いそうです。
まとめ
男性も女性も男性ホルモンが薄毛の原因であることが多いです。
男性で副作用が出ても構わないから即効性を求める場合は使用してみても良いでしょう。
女性の場合や、発毛をそこまで磯が無いという場合であれば、まずはキャピキシル配合のスカルプローションなどから取り入れてみてはいかがでしょうか。
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