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ワカメで髪が伸びるって聞いたことあるけど・・・
昔から、ワカメを食べると髪の毛がふさふさになると言われています。この言い伝えは、育毛に関する科学的な研究が進む前から言われているもので、信憑性に欠けると言わざるを得ません。しかし、こういった民間療法には、科学では解明できない効果がある事も事実。実際にこの「わかめを食べれば髪の毛がふさふさになる」というのは単なる都市伝説なのでしょうか?それとも本当に効果があるのでしょうか?この記事では検証していきます。
ワカメが髪の毛に良いという言い伝え
わかめなどの海草が髪の毛に良いということはずっと昔から言われています。これは、今日のように髪の毛の成長するシステムが科学的に解明される前から言われている事です。
実は、このワカメと髪の毛の関係性というのはもともと、一種の迷信のようです。
というのも、「海の中でゆらゆらと揺れているワカメの様子が髪の毛のように見える」ということから昔の人は、これを食べればいかにも髪の毛が生えてきそうだという。イメージを抱き、「ワカメを食べると髪の毛がふさふさになる」と言い出したようです。
ということは、ワカメが髪の毛に良いというのは単なる都市伝説であり、髪の毛にはなんの影響もないのか?というと、実はそうでもありません。これは後付けの理由になるかもしれませんがワカメには様々な髪の毛に良い成分が含まれています。
わかめに含まれる育毛成分
もともとは迷信から始まった「ワカメが髪の毛に良い」という言い伝えですが、わかめに含まれてる成分を分析すると、髪の毛の成長に欠かせない様々な成分が含まれていることがわかります。代表的なものをここで紹介します。
ビタミン
ワカメには、ビタミンA 、ビタミンC 、ビタミンB 群などの各種ビタミンが豊富に含まれています。この中の、ビタミンA やビタミンC は頭皮の乾燥を防ぎ、保湿効果があります。頭皮が乾燥すると炎症の原因になったりするので抜け毛を防ぐ効果があるといえます。また、ビタミンB 群は髪の毛の原料となるたんぱく質を髪の毛に届け髪の毛の成長を促す効果があります。
ミネラル
ミネラルは、体の成長に必要な無機物のことで、ワカメにも含まれています。わかめに含まれるミネラルは、カルシウム、カリウム、鉄、マンガン、亜鉛、ヨードなどです。
ミネラルそのものは髪の毛の材料になるわけではありませんが、新陳代謝を活性化させたり、タンパク質を髪の毛の原料に変化させたりといった成長の手助けをする働きがあります。
特に、ヨードは現代の日本人に不足しているミネラルの一つで、ここに30年で食文化の欧米化によって摂取量が減少しています。
ワカメには、この希少なミネラルである用途が多く配合されています。ヨードは、タンパク質を合成したり、エネルギーの代謝を活性化させたりする働きがあります。これは、髪の毛を作り出す働きを助けたり、頭皮を健康に保ったりする働きがあります。
フコイダン
ワカメのヌルヌル成分であるフコイダンには毛母細胞の活動を活性化させ、発毛を促す効果があります。北海道に生息するがごめこんぶには、このフコイダンが豊富に含まれていて、このがごめ昆布からとれる米フコイダンはチャップアップやブブカなど有名な育毛剤にも配合されています。
カゴメフコイダンの持つ育毛作用は、メーカーの発表によると、あのミノキシジルと同じ程度の育毛効果があるそうです。
ワカメを食べれば髪は生えるのか?
以上のようにワカメには髪の毛に良い様々な成分が含まれています。しかし、残念ながらわかめをたくさん食べていれば、髪の毛がふさふさになるというわけではありません。これはあくまでも「ワカメを食べると髪の毛がふさふさになる」という都市伝説が元々あり、半ばそれにこじつけるようにして髪の毛に良い成分をワカメから抽出したに過ぎません。しかも、どちらかといえば発毛の効果というよりも太く艶のある健康な髪を作る効果の方が高い食品と言えそうです。
どんな食べ物であっても、そこに含まれる成分を分析していけば、髪の毛に良いとされる成分はいくつか見つかるものです。
そのため、普段からの食生活で薄毛を改善したいという方は、ワカメだけに注目するのではなくその他さまざまな髪に良い成分の含まれた食品をバランスよく摂ることが重要です。
わかめと合わせて食べたい育毛に効果のある食品
では、薄毛に悩む方が食生活から薄毛改善を図るとしたらどのような食べ物が良いのでしょうか。髪の毛に良いとされる代表的な食べ物を紹介します。
豆乳
豆乳には、大豆由来の植物性タンパク質とイソフラボンが豊富に含まれています。
タンパク質は髪の毛の原料になる成分です。また、イソフラボンは女性ホルモンと非常に似た分子構造をしているため、ホルモンバランスを調整し男性ホルモンの過剰な分泌を抑制する作用があります。
この働きによって、男性型脱毛症の原因の大半とされるジヒドロテストステロンの発生量を抑え、抜け毛予防に効果があります。
牡蠣
下記には、髪の毛の成長に欠かせないアミノ酸や、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。その中でも、特に注目したいのは、亜鉛です。亜鉛には、大きく分けて2つの育毛作用があります。
一つ目が、髪の毛の生成を助ける作用です。通常、食品から摂取したたんぱく質は体内で「ケラチンたんぱく質」という髪の毛の原料となる種類のタンパク質に再構成されて、毛母細胞へ運ばれます。タンパク質は、そのままの状態では髪の毛にはならないのです。亜鉛には、この点タンパク質をケラチンたんぱく質へと再構成する働きよ。助ける作用があります。たんぱく質をたくさん摂取しても髪の毛が伸びないと悩んでる方は亜鉛の摂取量が不足しているのかもしれません。
ちなみに亜鉛は加熱しても失われないどころかむしろ加熱後の方が量が増加するという特徴を持っています。生牡蠣に含まれる亜鉛の量を10とすると、調理して加熱された柿に含まれる亜鉛の量は11の量になるそうです。そのため、カキフライなどで摂取するのが良いでしょう。
亜鉛のもひとつの働きは、5αリダクターゼの抑制です。5αリダクターゼとは還元酵素の一種で、男性ホルモンであるテストステロンと結びつくことによって悪玉ホルモンジヒドロテストステロンへと変化します。ジヒドロテストステロンは男性型脱毛症の原因とされる代表的な成分です。ジヒドロテストステロンは、毛根を攻撃して脱毛を促進させたり、皮脂を過剰に分泌させて毛穴を詰まらしたりします。
亜鉛を摂取して5αリダクターゼの生成を抑制することによって、ジヒドロテストステロンの生成も抑制され、抜け毛が予防されるということです。
唐辛子
唐辛子などに含まれる辛味成分であるカプサイシンには血行促進作用と、成長因子IGF1の生成を助ける働きがあります。
頭皮の血行が促進されると、毛乳頭が受け取る血液の量と、それに伴う栄養や酸素の量が増えます。毛乳頭は毛母細胞にそれらの栄養や酸素私髪の毛を生やすように指令を出します。
そのため、血行が促進されると髪の毛の成長するスピードが早くなるのです。
また、毛母細胞が細胞分裂をするためには、成長因子という。タンパク質の一種が必要になります。カプサイシンには、この成長因子であるIGF1の生成を促す働きがあるため、発毛には効果的といえます。
ただ、唐辛子は単純に辛いですし過剰摂取による副作用も報告されていますので、サプリメントなどで効率よく摂取するのがお勧めです。
まとめ
いかがでしたか。このように、ワカメには確かに髪の毛に良い成分は含まれていますが、それだけで育毛を促すのは難しいようです。しかしその他のここで紹介したような様々な食材と合わせて摂取することにより、髪の毛の成長を促したり、健康的な頭皮環境を整えたりする効果があるといえます。
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