【男性注意】育毛治療薬ミノキシジルは使用量を守らないと副作用が起こる？

最強の育毛薬？

薄毛治療の分野で現在「最強の育毛治療薬」と呼ばれているものがあります。それはミノキシジルタブレット、いわゆるミノタブです。これまでミノキシジルは外用薬として頭皮に塗る形の育毛剤として使用されてきましたが、もともとは服用するタイプの血圧降下剤としてその副作用での多毛が確認された薬品です。そのため、ミノキシジルは服用するのが最も薄毛の治療には効果的なのです。しかし、ミノキシジルタブレットには「これ以上使用しては危険である」という容量が存在し、ある一定を超えた量のミノキシジルタブレット服用すると、重篤な副作用が出る可能性があります。今回はそのミノキシジルタブレットの副作用について検証していこうと思います。

ミノキシジルタブレットとは

「ミノキシジル」と言えば、育毛剤に配合されている有名な成分として認識されてる方もいますが、もともとは血管拡張剤として開発された成分です。高血圧患者の治療に使われていました。しかし、その治療中に、ミノキシジルを服用していた患者さんたちの体毛が濃くなったため、発毛にも効果があるのではないかという切り口で研究が行われた結果、発毛促進の効果が認められたのです。
そしてミノキシジルが5％配合された「ロゲイン」という商品が開発されました。これは、血管拡張剤として使用されていた時とは違い、頭皮に塗るタイプの育毛剤です。しかし、この塗るタイプの育毛剤でも発毛効果が確認されたため、日本国内でも、ロゲインと同じ成分の「リアップ」という育毛剤が開発され、これは、日本で唯一厚生労働省が認可した薬品としての育毛剤です。
しかし、結果が出たとはいえミノキシジルの弱点は「頭皮から吸収されにくい」という点でした。そのため、「ミノキシジル配合の育毛剤を使用する直前にはシャンプーをした方が良い」であるとか、「マッサージをした方が良い」などの、ミノキシジルの浸透を上げるための工夫はされていましたが、その弱点を完ぺきに克服するまでには至りません。
そこで、もともと血管拡張剤として使用されていた．服用するタイプのミノキシジルを、育毛を目的として服用する薄毛の患者が出てきたのです。
ミノキシジルタブレットは、フィリピンとタイの製薬会社が製造したもので、その取扱説明書には、育毛効果については一切の記述がありません。「この薬品は血圧を下げるための薬です」という説明がされています。つまり薄毛の患者たちが勝手に治療薬として使用しているというのが現状なのです。

ミノキシジルタブレットの適正な使用料

ミノキシジルタブレットを薄毛の治療薬として用いる場合、多くの人は5mg が配合されたものを選ぶようです。この点で5mg という量はそこまで多い配合量ではないので、副作用の心配も、まだ少なめと言えます。
しかし、実際にA G A 専門クリニックでミノキシジルタブレットの適正な使用料を尋ねると、「最初は2mg から始めるのが良い」という返事があります。
そして「2mg で効果が出ないのであれば4mg に変えるのが良い」そうです。
これは、医療機関として副作用の危険性が少ない安全な使用料を最初に投与するという考え方に基づくものだと思われますが、多くの方が最初に使用する5mg という量ですら、やや多いということがわかります。

ミノキシジルタブレットを過剰に使用してしまう人の心理

薄毛に悩む人は、悠長に構えてはいられません。自分の髪の毛が薄いということがコンプレックスとなり、自分に自信がなくなってしまう人もいれば、薄毛が原因で女性にもてない、彼女ができない、などと悩んでる人もいます。つまり一刻も早く改善がしたいのです。そしてもし効果的な改善方法があるとすればより完治までの期間が短い急激な回復を望むものです。
そういった理由からミノキシジルタブレットに限らず、育毛剤を使用する方は説明書に書いてある適正な使用量よりつい多くの量を使用してしまう傾向があります。
「たくさん使った方が効果も多く出るのではないか」と考えるからです。
このように考えてしま心理は、非常によくわかりますが、その薬品を製造したメーカーが適正な使用料と定めている量は育毛に最も効果があり、なおかつ、それ以上使用しても大きな効果が望めない最大効果である量として規定されています。あるいは、それ以上使用すると危険な副作用が出る可能性が高まるという。副作用抑止のための規定量の可能性もあります。
そのため、安易に育毛剤の薬品を過剰に摂取するのはとても危険なことです。

ミノキシジルタブレット過剰摂取した時の副作用

ミノキシジルタブレットのパッケージでは服用の限度量は1日100ミリグラムとされています。しかしこれは高血圧患者を対象にした服用の量であり、薄毛対策用の使用料ではありません。薄毛治療目的として使用するのにであれば多くとも5mg から始めるのが良いでしょう。
しかしパッケージのこの「1日100mg まで」という標記を見て、「それならばもう少し濃度を上げても大丈夫じゃないか」考える人は多いようです。しかし、ミノキシジルタブレットの副作用が現れる可能性が一気に増加する量は20mg です。
20mg を超えて服用すると様々な副作用の危険性が現れます。

多毛渉

その副作用の一つが多毛症です。
ミノキシジルの持つ毛の発育を促進する作用が、それを服用することで全身に血液に乗って回ってしまうことにより体中の毛が濃くなるのです。0この多毛渉には個人差があり、もともと体毛が濃い人にとってはそこまで気にならない場合もあれば、もともと体毛の薄い人からすると、突然毛が濃くなったので驚く場合もあるそうです。そして、この多毛昭和店ミノキシジルタブレットの服用を止めても元に戻らないという後遺症になってしまう可能性があるので注意が必要です。

心室肥大

心室肥大とは、心臓の下にある心室という空間が大きくなる症状のことをいいます。これは、ミノキシジルを大量に摂取することにより本来であれば死んでしまう細胞が、死なずに必要以上に大きくなってしまうためだと考えられています。ミノキシジルの実験段階で、犬にミノキシジルタブレットを投与した際に心臓が破裂して死んでしまった犬がいるという実験の結果もあります。自覚症状がない中で突然死んでしまうという恐れもあるので、これは危険です。

腎性全身繊維性

腎性全身繊維性は腎不全患者に起こる症状の一つである手足が動かせなくなる疾患のことをいいます。ミノキシジルは薬品の分類的に言えばATP感受性カリウムチャネル開口薬です。ATPとはエネルギーの元となる物質のことをいい、カリウムチャネルとは、細胞膜に存在する分子のことをいいます。カリウムチャネルは体全体のほぼすべての細胞に分布していて、それが開く、閉じるを繰り返すことで血管が弛緩し、心拍数が上がります。しかし、ミノキシジルを大量に摂取するとカリウムチャネルば開いたままの状態になりそれが、インスリンの分泌を抑制します。インスリンは、体内の血糖値を調節する働きがある物質で、インスリンが不足すると糖尿病になる危険性があります。すると体内の塩分や糖分を調節する腎臓への負担が大きくなり腎性全身繊維性になってしまうのです。

多臓器不全

多臓器不全とは、複数の臓器に障害が起こることにより生命を維持することができなくなってしまう状態のことです。そのため主な死因の一つに挙げられているほど重篤な症状です。上記で説明した心臓や腎臓への負担が大きくなることで他の臓器にもその悪影響が出ているものだと思われます。

まとめ

このようにミノキシジルタブレットで20mg 以上の配合量のものを摂取すると生命に危険がおよぼされる可能性があります。そのためもし薄毛の早期治療希望していたとしてもミノキシジルタブレットの20mg 以上のものは服用してはいけません。できれば最初は塗るタイプのミノキシジルやスカルプローションから始め、効果が出なければミノキシジルタブレットの2Mg やプロペシアなどの経口育毛剤から始めるのが良いでしょう。

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