「髪の毛にベビーパウダーを使うと、髪の毛がサラサラになる」ということをご存知でしたか?ベビーパウダーは、その名前の通り、赤ちゃんにつけてあせもを防ぐための粉です。それを髪の毛につけるとサラサラになるというのは不思議な気がします。しかしその効果は、インターネット上でも広く知られており、活用している人も多いようです。今回はその「ベビーパウダーによって髪の毛がサラサラになる」という現象の理由をご紹介します。
目次
髪の毛にベビーパウダーが良い?
インターネットが発達する前の時代は、人から人へのリアルな口コミが中心でしたが、現代はインターネットがあります。TwitterやFacebookなどのSNSによって、様々な情報を手に入れることができます。そうした情報の中に、ベビーパウダーを髪の毛に使うと髪の毛がサラサラになるとか髪の毛の成長に良いといった書き込みを見かけることがあります。しかし、ベビーパウダーはもともと赤ちゃんの髪の毛に赤ちゃんの肌につけるための粉です。なぜ髪の毛がサラサラになるのでしょうか?
ベビーパウダーとは?
ベビーパウダーが髪の毛にとって良いという。理由を探る前に、ベビーパウダーとは一体何なのかということについて解説します。おそらくほとんどの方が子供の頃、このベビーパウダーのお世話になったのではないでしょうか。あのベビーパウダーの優しい匂いに、懐かしさを覚える人もいると思います。赤ちゃんに使用するということを前提に作られた製品なので、とても優しい成分でできています。そんなベビーパウダーには、下記のような特徴があります。
・赤ちゃんにとって安全な成分である
・敏感肌の人が使っても炎症が起きない
・湿疹を防ぐことができる
こういった理由があるので、大人が使用しても安心です。
ベビーパウダーの本来の役割とは?
非常に敏感な赤ちゃんの肌は、簡単に炎症や腫れ、赤みを引き起こすため、それらを防ぐということが、ベビーパウダーの本来の役割です。大人に比べると赤ちゃんの肌というのは非常に敏感なので、ほんのちょっとした汗やよだれがかかっただけでも肌が荒れてしまいます。そういうときにベビーパウダーを使って赤ちゃんの肌荒れを防ぐのです。
主成分は一体どういうものか?
ベビーパウダーの主成分は、コンスターチや、タルクといった成分です。コンスターチというのはトウモロコシから取れるでんぷんのことです。タルクというのは、水酸化マグネシウムを含んだ鉱石のことをいいます。
実はこれ、学校で黒板に文字を書くときに使うチョークの仲間なのです。
ベビーパウダーの効果
ベビーパウダーが髪の毛をサラサラにする理由は一体何なのでしょうか。チョークと同じような成分で作られているベビーパウダーで、なぜ髪の毛にさらになるのか、不思議ですよね。ここではその理由について詳しく説明します。
ベビーパウダーは、頭皮にとって不必要な脂分や水分を吸収してくれます。コーンスターチというものは、その構造上、液体を吸収しやすく、なおかつ放出しやすいという特徴を持ちます。頭皮の表面に存在している、余計な脂分や水分にコンスターチが接触することによって、それらを吸い取り、またすぐ外に放出させることができるのです。また、タルクには、コンスターチのような、液体を吸収するという性質はありませんが、似たような働きはあります。脂分や水分がタルクと接触すると、そのタルクの粒の隙間に脂分や水分が入り込むので、実際は給水しているのと同じ効果があるのです。これらの作用によって、頭皮の乾燥状態や保湿状態をコントロールしてくれるというのが、ベビーパウダーの高価なのです。つまり、ベビーパウダーを使うことによって頭皮の水分や脂分の不必要な部分を空気中に蒸発させてしまうということです。このような働きによってベビーパウダーが、頭皮や髪の毛の水分や脂分を吸収しそして保湿すると、結果はどうなるのでしょうか?これは、髪の毛同士の摩擦や粘りが少なくなります。つまり、1本1本ごとの髪の毛がからんでしまったり、まとわりついたり、といったことがなくなるのです。それが髪の毛のサラサラになる理由です。
ベビーパウダーの使い方
ベビーパウダーを使うことで、髪の毛がサラサラになる理由がわかりました。では実際に髪の毛にベビーパウダーをつけようと思った時に、どの場所にどのように付けていけばいいのかわからないと思うので、方法を説明します。
まず、注意しないといけないのは適当にベビーパウダーを手にとって髪の毛にふりかけてみても、意味はないということです。ここに書いてある方法で上手にベビーパウダーを使うことによって、髪の毛をサラサラにしていきましょう。
ベビーパウダーの使い方のポイントは、しっかりと押さえていきましょう。
ブラッシング
まずは髪の毛をよくブラッシングしてください。こうすることで髪の毛の汚れが取れやすくなり、さらに指どおりもよくなります。
ベビーパウダーをなじませる
指の腹の部分を使って少しずつ頭皮にベビーパウダーをなじませていてください。あくまでも優しく爪を立てないようにするのがポイントです。マッサージするように優しくベビーパウダーをなじませていてください。頭皮になじませ終わったら次は髪の毛です。髪の毛にも全体的に優しくこれも指の腹を使ってなじませていきましょう。
ブラッシング
もう一度ブラッシングです。粉っぽさが消えるまで丁寧にブラッシングをしましょう。これによって、ベビーパウダーを一度つけても見た目状はつけてることが分からなくなります。
ベビーパウダー使用時の注意点
ベビーパウダーを使用するときには、2つの注意点があります。
まず、ベビーパウダーをつけるときの注意点です。ベビーパウダーは、呼吸器に問題のある人や、気管支の弱い人、お年寄りの方などは空気と一緒に吸い込んでしまうと危険なので自分はもちろん周りにもそのような人がいないのか配慮して使用しましょう。もしその部分で不安なら、マスクをつけた状態で使用するのが良いのではないでしょうか。
次にベビーパウダーをつけた後のポイントです。「髪の毛にベビーパウダーをつけすぎてしまった」という場合は、いくらブラッシングしても、パウダーが固まって取れにくくなったり、粉っぽくなってしまったりします。そういった際には、乾いたタオルを使って固まっている部分をふき取るようにしてください。できれば濡れたタオルは使わないようにしましょう。濡れたタオルを使うと、せっかくベビーパウダーをつけたのに根こそぎふき取ってしまうことがあるからです。
ちなみに、ベビーパウダーがお勧めな人は、オイリー肌の人や敏感肌の人です。こういった方は、頭皮に限らず地肌につけても炎症を抑えたり湿疹を抑えたりすることができます。
ドライシャンプーの代わりとして使える?
ドライシャンプーというのは、お湯や水を使わずに、乾いた状態のまま行うシャンプーのことをいいます。ドライシャンプーのメリットは、お風呂ではなくても場所を選ばずにできるという手軽さ。また、髪の毛に良い、ヘアケアの効果というものがあります。ヘアケア効果というのは具体的に言うと、水分を使ったシャンプーで摩擦や刺激を与えるとキューティクルが開いた状態で摩擦が起きるので頭皮や髪の毛に良くないので、ドライシャンプーならそれを防ぐことができるということです。そういう意味で、ベビーパウダーにはドライシャンプーの代わりといった効果があるのです。
まとめ
このようにベビーパウダーを使用することによって、髪の毛はサラサラになり、さらに頭皮環境もよくなります。頭皮環境が良くなれば髪の毛も健康的に成長して抜け毛も少なくなるのでハゲ予防にも効果があるといえるでしょう。特に敏感肌の人オイリー肌の人乾燥肌の人などは使ってみるといいのではないでしょうか。
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