目次
女性ホルモンの乱れで髪が薄くなった！
女性ホルモンが減少すると薄毛になりやすくなるって知っていますか？
女性にとって髪はとても大事ですよね。
髪が薄くなってくるということは、とてもショックなことだと思います。
潤ってツヤのある髪がキープされていると、若々しく素敵な女性に見えますよね。
今回は、減少すると薄毛になりやすいと言われている女性ホルモンに関してまとめてみました。
女性ホルモンって？
女性ホルモンとは、性ホルモンのうち女性の性腺に大きく関与しているホルモンです。
この、女性ホルモンには、卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲステロン）の2種類があります。
エストロゲン
エストロゲンとは、女性ホルモンの一つで別名、卵胞ホルモンとも言います。
女性ホルモンの中で女性らしさに影響が大きいと言われています。
髪や肌などの女性の体の美しさを作り出す効果があります。
脳の視床下部から脳の下垂体を刺激するホルモンが分泌されると、下垂体が反応して性腺刺激ホルモンを分泌されます。
それに卵巣が反応し、卵巣の中で眠っている卵胞の一部が成長を始め、その卵胞の成長をサポートする為に、卵巣から分泌されるのがエストロゲンなのです。
エストロゲンには美肌効果や美白効果、保湿効果、スキンケア効果があると言われています。
また、肌や髪などのコラーゲンを増やしてくれます。
更年期障害や女性の薄毛予防、骨粗しょう症にも効果的です。
エストロゲンに含まれる成分は以下のようになります
●エストラジオール(エチルエルトラジオール)
●エストリオール
プロゲステロン
別名は黄体ホルモンと呼ばれ、妊娠への作用も大きく、子宮内膜の状態を正常にしてくれます。
体温を上げる作用もあるため妊娠を助けるホルモンともいわれます。
卵胞ホルモン（エストロゲン）との分泌量の入れ替わりが正常でない、また分泌量が多すぎたりすると
感情が不安定になったり、肌荒れなどの原因にもなります。
この2つのホルモンのバランスが取れているかが女性ホルモンにとって大切になってきます。
女性ホルモンが少なくなる時期って？減るとどうなる？
女性ホルモンが減少してくると、「疲れやすくなった」、「お肌の調子が悪い」、「髪にハリがなくなった」などの体の変化を感じることが多くなってきます。
こうした現象が起きると不安になりますよね。
女性ホルモンは30歳頃になると少しずつ減ってくると言われています。
そして40歳～50歳代にかけて、急激に減少してきます。
これは加齢に伴い、卵巣の機能が衰えてくることによります。
女性ホルモンの分泌が急激に減ることで、更年期障害と呼ばれる症状が現れ始めます。
女性ホルモンが減少してくることにより、肌のシワやたるみ、乾燥などを起こしやすくなったり、下腹部がぽっこり出てきたりします。
また、髪がパサついたり抜け毛などの症状も現れます。
これらの現象は加齢による正常な現象ですが、やはり避けたいものですよね。
少しでも女性ホルモンを減らさないような生活習慣を取り入れることが大切になってきます。
食品やサプリメントなどで女性ホルモンを増やしてみるのも効果的です。
髪における女性ホルモンの役割は？
女性ホルモンのエストロゲンは、髪の成長を促進したり、髪のコラーゲンを増やしてくれる働きがあります。
前記で述べたとおり、女性ホルモンが減少してくると健康な髪が育たなくなり、髪がパサついたり抜け毛などの症状も現れます。
ホルモンの乱れで起こる女性の脱毛症の中には、AGAの女性版、「女性型脱毛症」FAGA と呼ばれる脱毛症があります。
AGAは、テレビなどでも耳にする単語ですが、FAGAはあまり知られていないようです。
果たして、FAGAとはどんな脱毛症なのでしょうか？
「女性型脱毛症」FAGA
FAGAとは、「びまん性脱毛症」「更年期脱毛症」などと呼ばれる脱毛症です。
女性ホルモンの低下により引き起こす脱毛症です。
男性ホルモンによって作られるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響で頭皮環境が悪化することで、髪の毛の総量の減少と毛母細胞の活動が弱まり、髪全体のボリュームが無くなり髪が薄くなってきてしまう症状のことを指します。
FAGAの原因と言われているDHT（ジヒドロテストステロン）は頭頂部と前頭部に特に見られます。
男性の脱毛症として知られるAGA（男性型脱毛症）の場合、生え際や頭頂部を中心として薄くなっていくのに対し、女性のFAGAは全体的に髪が薄くなっていくという特徴があります。
女性ホルモンが少しずつ減少するだけでは薄毛にはならないのですが、女性ホルモンの分泌量が低下することによって、
全体のホルモン量に対する男性ホルモンの増加がFAGAとかかわってくるのです。
女性ホルモンを減らさないためには？
女性の髪にとって、女性ホルモンがとても大切だということはお分かりいただけたでしょうか？
髪の毛を作る女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの悪い部分の影響が強くなってくるとFAGAは進行してしまいます。
そのため、女性ホルモンと似たような働きをする天然成分を取るようにして、男性ホルモンとの拮抗をを保つのもFAGAの進行を食い止めることに非常に効果的です。
以下に女性ホルモンに効果のある成分などをあげてみたいと思います。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種で、植物エストロゲンの一つといわれ、女性ホルモンのような作用をします。
これが、減っていく女性ホルモンに代わって働いてくれるのです。
大豆イソフラボンの効果
・抗酸化効果
・ガン予防効果
・糖尿病改善効果
・生活習慣病の予防・改善効果
・骨粗しょう症予防効果
・美肌効果
・血流改善効果
大豆イソフラボンは通常の食物に由来する成分であり、問題となる副作用や健康被害については、これまで報告されていないようですが
乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、子宮内膜症、子宮筋腫などのホルモンに感受性が高い状態にある女性は、使用を避けた方がよいとされています。
大豆イソフラボンにはエストロゲンに似た作用がある為、妊婦や授乳婦が大量に摂取することは避けた方がいいかもしれません。
大豆イソフラボンは、高齢の男性に起こりやすい前立腺ガンの予防にも役立ちます。
大豆イソフラボンが含まれている食品
大豆イソフラボンは、きな粉・納豆・味噌・油揚げ・豆腐・おから等、大豆を原料とする食品のほとんどに含まれています。
食事で1日75 mg 摂取する場合の目安
・豆腐1丁(300g)
・豆乳2パック（1パック200g）
・きな粉大さじ8杯（大さじ1杯で6g）
大豆イソフラボンは、一般に、1日当たり50 mg以上の摂取で効果が認められます。
サプリメントとして大豆イソフラボンを摂取する場合は、食事内容によって増減することができますよ。
プエラリアミリフィカ
プエラリアミリフィカは、女性ホルモンを増やす効果があると言われ、バストアップサプリメントなどに良く配合されています。
プエラリアミリフィカとは、一般的にプエラリアと呼ばれており、タイなどの亜熱帯地域の落葉樹林に自生するマメ科クズ属の植物です。
プエラリアミリフィカの成分には女性ホルモンに似た働きを持つ成分である植物性エストロゲン・イソフラボンといった成分が配合されています。
この2つの成分の含有量は大豆の40倍とも言われています。
プエラリアの効果
・更年期障害の症状を改善
・生活習慣病の予防・改善
・生理不順の改善・生理痛を緩和
プエラリアを過剰摂取をしない限り副作用はさほど心配ないようですが、生理中や妊娠中、授乳期も副作用のリスクが高まるので、プエラリアの摂取は控えた方がいいです。
プエラリアの1日の摂取量の上限は100mg～400㎎で、食事では難しい為サプリメントでの摂取となります。
エストラジオール(エチルエルトラジオール)
エストラジオールとは、エストロゲンに含まれる成分の一つで生殖器や各器官から分泌されるエストロゲンの中でも最も含有比率の高い成分のひとつです。
育毛剤などに配合されています。
副作用としては肝機能の低下や血圧上昇、発疹、吐き気、頭痛といった症状があげられていますが、育毛剤での配合量は少ないので副作用の心配はあまりないでしょう。
食品での摂取は、大豆イソフラボンから摂取できます。
エストラジオールが正常値を保てない原因には、ストレスが大きく関わっていると言われています。
なるべくストレス解消やバランスの良い食事を心がけるなど、できることから始めてみましょう。
女性の薄毛は対策次第！
薄毛が気になっても、 きちんと対策をとれば改善できる可能性があるというのがおわかり頂けましたか？
薄毛の予防・対策をご自分でできる範囲で始めてみてくださいね！
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