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女性のFAGAって？見分け方が難しい？
男性のAGAは男性ホルモンが原因ですが、FAGA（女性男性型脱毛症）は女性ホルモンのバランスが変化すると起こりやすい脱毛症です。
不規則な生活をしていたり慢性的にストレスがあったりすると自律神経が乱れホルモンバランスが乱れることがあります。
また、出産後や更年期に入ってからFAGAになる人が多いのも、女性ホルモンが急激に減ることが理由だと言われています。
そして、男性の薄毛と比べて女性の薄毛は見た目では判別しにくいのが特徴なのです。
そのため、女性の場合FAGA特有の見分け方があるのです。
FAGA（女性型男性型脱毛症）とは?
成人男性に多く見られる男性ホルモンに起因する脱毛症をAGAと言います。
男性ホルモンは男性に限らず、女性の体内にも存在しています。
女性が男性ホルモンの影響を受け、薄毛になることをFAGA（FemaleAGA：女性男性型脱毛症）と言います。
男性は頭頂部や生え際から薄くなりますが、女性は全体が均一に薄くなって行くという特長が有ります。
薄毛が頭全体にびまん（広がる、はびこる）するためびまん性脱毛症とも呼ばれています。
全体的に薄くなる？FAGAは見た目もAGAとは違うみたい
FAGA（女性型男性型脱毛症）のタイプ
女性男性型脱毛症(FAGA)には、ルートヴィヒ型・クリスマスツリー型・ハミルトン型の3タイプがあります。
ルートヴィヒ型
ルードヴィヒ型は、女性に一番多いタイプと言われています!
特徴としては、頭頂部から後頭部にかけてがびまん性に薄くなる感じです。
出典:http://www.chuoh-mens.jp/wp-content/uploads/2014/03/2b93f86280718a82306208051a32163c.jpg
クリスマスツリー型
ルードヴィヒ型の次に多いのがこのクリスマスツリー型だと言われています。
前頭部から頭頂部にかけて薄くなり、更に重症化すると後頭部あたりまでが薄くなります。
出典:https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRSjyw-u3bNtAUxKUTCIwE_sQnfSfrD5CezYb38hS7p2eN23FmbFw
ハミルトン型
30代後半～40代くらいから増え始めるのが、このハミルトン型だと言われています。
他の２つの型と異なり、このハミルトン型は男性型脱毛症のように薄くなっていってしまいます。
M字や生え際の全体的な後退などが出てきます。
このタイプは、頭頂部やつむじ付近は薄くはならないようです。
そして、このタイプが唯一、男性ホルモンの影響が疑われるタイプであると言われています。
ハミルトン型は男性型脱毛症のように、血中のDHT値が高い可能性があり得ますので、病院などで一度調べてみるのがよいでしょう。
FAGAの原因
FAGAについては、25～40歳の女性の4分の1、40歳以上で約半数がその傾向にあり、20歳後半～50歳代がピークだと言われており、約20％の人は家族に薄毛の方がいるとも言われています。
原因についてははっきりしてはいませんが、ホルモンが関係していることは確実で、脱毛のメカニズムは男性とは異なります。
男性の場合は血中ジヒドロテストステロン（DHT）の値が上がり、それが発毛を阻害することによって脱毛が起こりますが、
女性は血中ジヒドロテストステロンレベルが上がっていることはごく稀だと言われています。
ハミルトン型だけに限っては、男性に見られるような薄毛タイプなので、男性ホルモンが影響している可能性が高いと言われています。これは血液検査でわかってくるでしょう。
こんな人は注意が必要
FAGAは女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れが原因になると言われています。
それらの原因となる要素は私たちの生活の中にたくさん隠れているのです。
以下に当てはまるようでしたら、注意が必要です！
40歳を過ぎた人
女性は女性ホルモンの働きにより男性ホルモンが抑制されており、そのため男性ホルモンが体内に存在していても、薄毛になりにくいと言われています。
しかし女性ホルモンの分泌量は30歳頃をピークに、あとは減少していき、 特に40歳を過ぎてからは急激に減少していきます。
女性ホルモンの分泌量が減少すると、今まで女性ホルモンにより抑制されていた男性ホルモンの影響を受けやすくなります。
また、女性ホルモンは閉経が近付くにつれ分泌量が減少し、閉経後はほとんど分泌されなくなります。そのため、FAGAの原因となるのです。
更年期によるストレスや、不眠症などの精神的な症状は、薄毛の進行を加速させると言われています。
今は特に症状がない方でも、加齢が原因で髪にも変化が現れるということを、前もって認識しておくことが大切ですね。
子育てが一段落した人
お子さんが成長し手が離れると、これまでの生活と一変してしまいます。
急な生活環境の変化は自律神経を乱し、ホルモンバランスを悪くしてしまいます。
女性ホルモンが正常に分泌されていれば男性ホルモンの影響は受けにくいのですが、ホルモンバランスが乱れると抑制されていた男性ホルモンの影響も受けやすくなってしまいます。
今まで生活の中心であった子育てが終わると、急にぽっかりと穴が空いたように感じてしまいます。
そんな寂しさも大きなストレスのひとつとなり、ホルモンバランスが乱れる原因になるようです。
ストレスが溜まりやすい人
全然ストレスを感じていないと思っている人もいるかもしれませんが、実は、本当に深刻なストレスは自覚症状がない場合が多いのです！
ストレスはホルモンバランスを乱す原因になります。
女性も男性もストレスを感じるとホルモンバランスに乱れが生じ、女性ホルモンの分泌にも影響が出てしまいます。
女性の薄毛の原因の１つは、ストレスによるホルモンバランスの乱れと言われています。
ストレスが溜まると、生理痛が重くなったり、頭痛やニキビ、胃痛・腹痛、アレルギーなどの症状が出やすくなります。
ストレスは目に見えないものですから、体に出たサインを見逃さないように心がけましょう。
FAGAの治療法
上記の3タイプに当てはまるようでしたら、FAGA（女性男性型脱毛症）が考えられます。
先程、原因について記載していきましたが、原因を特定するより、まずはできることから始めて行くのがよいでしょう。
- ストレスを溜めない
- 規則正しい生活をする
- 食事や運動に気を付ける
- 女性用の育毛剤を使ってみる
上記のことに気をつけて生活してみるようにしましょう。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されて栄養と共に血液によって頭皮に送られると言われています。
成長ホルモンの分泌が活発になる２２時～２時の間はなるべく寝るようにしたほうがいいですね。
運動は適度な量で、食事はビタミン、ミネラル、アミノ酸を積極的に摂るようにしましょう。
そして、女性でも使える育毛剤を使ってみるといいでしょう。
どうでしたか？
FAGAのメカニズムにより女性は男性と違うハゲ方をするということがわかりましたよね。
少しでもFAGAに当てはまるかな？と思ったならこれから改善・予防のケアを始めてみましょう。
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