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若くても薄毛になる・・・?
ハゲや薄毛と言えば中高年期を過ぎた男性のイメージが強いのですが、なんと今は10~20代の若い方たちの間でもハゲや薄毛になる人が多くなり、若年性脱毛症という病名まで存在します。
頭が薄くなるのは加齢によるものだから仕方ありませんが、若いうちに髪の毛がなくなったでは納得しようがありませんよね。
実際、「最近抜け毛が多くなった」とか「頭のてっぺんが薄くなってきている」と悩んでいる方は意外と多いのでは?
残念なことにこの薄毛は放っておいて自然治癒することはありません。
そこで今回はなぜ若年性脱毛症になるのかその原因や特徴を解説していきましょう。
年齢別の脱毛症の違い
脱毛は性別、年齢問わず発症するため年齢区分に合わせた名称が下記のようについています。
・若年性脱毛症・壮年性脱毛症
・老人性脱毛症
そこでまずは若年性脱毛症について理解してもらうためにもそれ以外の脱毛症の特徴を説明します。
壮年性脱毛症
30~50代にかけて発症する脱毛症を指します。
この年代は最も脱毛症が発症しやすい時期で、よく聞く男性型脱毛症(AGA)と女性男性型脱毛症(FAGA)と同義語として使用されます。
AGAとFAGAが発症する原因は同じで、そのメカニズムは下記のとおりです。
1.男性ホルモンが毛母細胞で変換酵素5αリダクターゼによってDHTに変化させられる2.DHTが毛母細胞を委縮させ、髪の成長を妨げる
3.脱毛が発症する
男性ホルモンが変化したDHTが脱毛を引き起こすわけです。
完治した話はあまり聞きませんが、早期治療や生活習慣の見直しなどで改善の確立は高くなり、将来的な毛髪量も大きく変わってきます。
老人性脱毛症
老人性脱毛症とは60代以降に発症する脱毛症を指します。
発症原因は加齢による細胞の老化です。
脱毛の特徴としてはある一部分といった抜け毛でなく、頭全体が薄くなり髪の毛も細くなるのでボリュームもなくなります。
老化現象の一種なので他の脱毛症のように防止策はありませんが、髪の毛の成長に有効な栄養の摂取し充実した日常生活を送るなど日々を楽しんで暮らせば髪の毛にもいい影響を及ぼします。
若年性脱毛症をよく知ろう!
それでは20~30代に発症する若年性脱毛症にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
若い年齢で髪が薄くなる
頭髪が薄くなるのは通常ならば老化現象なのですが、若年性脱毛症の場合は薄くなるはずのない若い年齢から抜け毛が始まり、髪の毛が薄くなります。
これが若年性脱毛症の一番の特徴と言えます。
男女ともに発症し、抜け毛が多くなる、髪の毛が細くなるなどの症状が進行して薄毛になります。
円形脱毛症から若ハゲに発展することも
若年性脱毛症はまれに円形脱毛症の初期症状であることもあります。
知らない間に十円ハゲができていて、それが)知らない間に大量の抜け毛につながり発症する)なんて考えたくもありませんが、早期対応をするためにも円形脱毛くらいと安易に考えず、早めに医師の診察を受けた方が無難ですね。
若年性脱毛症が発症する原因は?
若年性脱毛症の全貌がだんだん見えてきたところで、次はその発症原因にフォーカスを当てたいと思います。
若年性脱毛症は原因のほとんどが日々の生活習慣に大きく関係しているので、自分の生活習慣と照らし合わせながら見ていきましょう。
ストレス
若年性脱毛症の原因として一番に挙げられるのがストレスです。
20~30代と言えば社会に入ってまだまだ分からないことが多く自分の思い通りに行かないので右往左往することばかりですし、付き合いたくもない人との付き合いが必要になるなど多くのジレンマがのしかかってストレスが蓄積します。
ストレスは交感神経の活動を活性化して長期に及ぶと血行不良を引き起こします。
そうなると血流によって供給されていた髪の毛の成長に必要な酸素や栄養が届かなくなり、長引けば最終的に脱毛症を発症します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れて発症するのは女性に多く、特に妊娠中や出産後は注意が必要です。
妊娠中や出産後は女性ホルモンの分泌が一気に減少して、男性型脱毛症(AGA)を引き起こす悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の活性化を抑えられなくなり発症します。
若年性脱毛症はどんなタイプがなりやすいの?
それでは最後に発症しやすいタイプの傾向を紹介しましょう。
それは下記のとおりです。
・常にストレスを受けている・不規則な食生活を送っている
・慢性的な睡眠不足
・親族に薄毛の人がいる
こうしてみれば最後の項目以外は特定のタイプというよりも、20~30代の特徴が挙げられているように思われます。
仕事がきつく、食事をとれる時間もバラバラ、仕事が終わってから遊びに行くといった行動は勢力旺盛なこの世代では当然のことのように思われます。
ということはこの世代すべての人に発症する可能性があるということにもなりますね。
将来を考えるなら早めの対応がおススメ!
20~30代の世代ならまだまだ細胞は若く、ハゲても毛母細胞が完全に死んでしまったわけではありません。
早めに適切な対応をとれば進行を抑えることもできますし、気にならないくらいに回復する可能性は残っています。
悩んでいても症状は決して良くなりません。
日々の生活で行えるセルフケアを行ったり、クリニックで適切な治療を受けるなど早期対応を心がけるようにしましょう。
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