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あなたの頭皮は健康ですか?
自分の頭皮の状態を詳しく観察したことはありますか?
自分の頭皮というのはなかなかチェックしにくい部分があります。
その中でも特にわかりやすい頭皮の特徴が赤くなるというものです。
この頭皮が赤い状態のまま気がつかずにいると、頭皮の健康状態が悪化し薄毛になってしまう危険性が高いです。
「赤くなっているだけならそこまで問題はないじゃないか」と放置してしまうと、それはのちのち大きな問題になる可能性があります。
特に、「最近髪の毛が薄くなってきたな」と思っている方は要注意です。
しかし、しっかりとした対策をとり、抜け毛が減ったという人や、髪の毛の量が戻ってきたという人もたくさんいるので、手遅れになる前に原因と対策を学びましょう。
頭皮が赤くなるのは薄毛の原因?
よく、「頭皮が赤い人は薄毛になりやすい」「ハゲてる人の頭皮を見ると赤い人が多い」という話を聞きます。
髪の毛は頭皮から生えてくるものなので、その色と薄毛が関係してるとしたら、これは深く学んだほうがよさそうです。
しかし、頭皮が赤いというのは血行がよい証拠のようにも思えます。
血行がよいということは髪の毛の成長にも繋がっているので、赤いと頭皮に悪いという話を聞いたときに、意外に思うのではないでしょうか。
例えば、湿疹やかぶれなどが起きている場合を別として、頭皮が少し赤いくらいならそんなに問題にならないと考えるのが普通だと思います。
しかし、健康な頭皮というのは青白い色をしています。ではなぜ、頭皮が赤くなってしまうのかという理由をお伝えします。代表的なものが3種類あります。
炎症を起こしている
頭皮が炎症を起こしていることが、頭皮が赤くなっている一つの原因です。
炎症は様々な原因によって起こりますが、主に乾燥や過剰な皮脂の分泌によって起こります。頭皮に炎症が起こっていては、その頭皮から生える髪の毛も不健康になるのは当然抜けていって、ハゲてしまうのもうなずけます。また、炎症が起きた時に痒いからといって髪の毛を掻くと、さらに傷が増えてそこから雑菌が入り繁殖し、さらなるかゆみ、抜け毛を引き起こす可能性もあります。また、炎天下の中で帽子をかぶらずにいると、頭皮に紫外線が当たり、ダメージを与え炎症の原因になってしまう可能性もあります。
雑菌が繁殖している
頭皮が赤い原因に雑菌やカビの繁殖という理由もあります。
「毎日シャンプーをしているのに頭にカビが生えるなんて信じられない」と思う人もいるかもしれませんが、実は肌に合わないシャンプーを使っていることがそういったカビや雑菌の繁殖する土壌を作っている可能性があるそうです。
基本的には、ある一定数の雑菌が頭皮に住んでいるのは健康な状態です。常在菌と呼ばれる菌が頭皮を紫外線からバリアしてくれたり、悪い菌を食べてくれたりするので、逆にいてくれないと困る存在でもあります。しかし、それが過剰に繁殖すると痒みの原因になてしまうのです。
シャンプーが合っていない
先ほどの項目でもお伝えしましたが、肌に合わないシャンプーを使っているとその過剰な洗浄成分で皮脂を洗い流してしまったり、それによって皮脂を元に戻そうとして過剰に皮脂が分泌されたりして、頭皮の状態が不安定になります。
皮脂が増えると雑菌やカビの繁殖の原因にもなります。
特に注意しないといけないのが、石油系の合成界面活性剤を使用したシャンプーです。
これは洗浄成分が強すぎるために、中にシリコンを入れておかないと、洗い上がりがパサパサになってしまうので、シリコンが配合されています。
一般的にシリコン入りシャンプーは髪の毛に良くないという言われる理由はここにあります。シリコン自体が悪いのではなく、シリコンを入れなければ髪の毛がパサパサになってしまうような石油系の合成界面活性剤を使用していることが悪いのです。
こんな人は頭皮の赤みに注意
普段、まじまじと鏡で自分の頭皮の色を観察するという人は少ないでしょう。しかし、もしここで紹介する項目に当てはまる方がいたら、一度この記事を読み終わった後で鏡の前に行って自分の頭皮の色をチェックしてみてください。赤くなってしまう危険性を伴っています。
シャンプー選びに無頓着な人
どんなシャンプーでも、汚れが落ちさえすればいいと思っていたり、洗い上がりがスースーする方がいいと思っていたり安ければいいと思っていたりしてシャンプーを選んでいる人は、要注意です。
肌に合わないシャンプーを使ってしまうことにより、知らないうちに頭皮を傷つけていることがあります。
清潔にしているつもりでも、頭皮というのはデリケートですので、実は非常に強いダメージを与えてしまっている可能性があります。
屋外にいることが多い人
スポーツをしていたり、仕事の関係で屋外にいることが多い人は、頭皮に紫外線を受けている場合が多いです。
特に体全体の中で最も太陽に近い場所にあるのが頭皮です。
最も日が当たりやすく最もダメージを受けやすく、そして皮膚の中でも最もデリケートな部分なので、注意してあげなければいけません。
紫外線によって炎症を受けてしまったり、頭皮が赤くなってしまうという場合は多いです。
アウトドアをする際はできるだけ帽子をかぶって紫外線を防いだり、日傘を差して紫外線を防いだりしましょう。
パーマやカラーをしている人
パーマ液やカラーリング液は、非常に刺激の強い成分です。
髪の毛の質や色を変えるのですから当然それだけの不必要な刺激があるのです。パーマやカラーを当てた直後に痒みを伴う人はもちろん、気をつけなければいけませんが、そういったかゆみや赤みを伴わないので大丈夫だと思っている人もいるようです。
長期間にわたり繰り返しパーマリングやカラーリングをすることによって、知らず知らずの間にダメージが広がっている場合もあります。
頭皮が赤いなと感じたらすぐにパーマやカラーを中止しましょう。
頭皮が赤くなってしまった場合の対策
赤くなってしまった頭皮をこれ以上痛めないために、取るべき対策を三つ挙げますので、回答する方は参考にしてください。
シャンプーを変える
毎日使うものなので、シャンプー選びは大切です。何となく使っているシャンプーを一旦やめて、頭皮に優しい弱酸性のアミノ酸系シャンプーなどを使ってみてください。それだけで驚くほど頭皮の健康状態が変わる可能性もあります。また逆に、シャンプーを変えることによってそれが頭皮に合わずに頭皮の赤みやかゆみをさらに悪化させてしまう可能性もありますので、逆効果という部分にも注意してください。
頭皮に刺激を与えるようなことを控える
日常生活の中で頭皮に過度な刺激が変わる原因として紫外線や、パーマ、カラーがあるということをお伝えしました。これらを避けるのも効果的です。外に出る時は帽子をかぶったり、日傘を差したりして紫外線を避けられるとベストです。
また、パーマやカラーについてもあまり頻繁に行わず、サロンで2ヶ月に1回程度の頻度で検討してみてください。
皮膚科を受診する
もし、なかなか頭皮の赤みが治まらなかったり、頭皮の赤みの原因が湿疹やかぶれといった物だった場合は皮膚科を受診してみるのは最もお勧めです。
専門家にアドバイスをしてもらえますし、敏感肌の方に向けて作られたシャンプーなども紹介してもらえるので、自分でいろいろと思い悩むよりも解決に結びつきやすいです。
まとめ
頭皮が赤くなる様々な原因、そしてその対策方法についてお伝えしました。
もしこれを読んで不安を感じた方は、一度自分の頭皮をチェックしてみてください。そして今日赤くなかったとしても、明日は赤くなってしまっている可能性もあります。日常的に鏡を見るときには頭皮の色をチェックしてみるのが良いでしょう。
そして、もし異常を感じたら何かしらの対処をして、ひどくなるのを防ぎましょう。