「飲む育毛剤」として数年前から話題のプロペシア。これは今までの育毛剤にはなかった非常に高い効果で、現在薄毛治療のメインの成分として活躍していますが、インターネットなどでプロペシアを検索すると、よく見かけるのが副作用です。しかも1種類の副作用ではなく、複数の副作用が書かれているのでプロペシアの使用を検討している人は気になるところだと思います。そこで、今回はプロペシアの使用によって起こる可能性がある副作用について検証したいと思います。
目次
そもそもプロペシアとは何か
プロペシアとは主成分がフィナステリドという成分で、アメリカの、メルク社が開発し、世界の60ヶ国以上で承認されている。内服薬タイプの育毛剤です。これは世界で初めての医師が処方する男性型脱毛症用の治療薬として知られています。日本国内では、MSD 株式会社が2001年から臨床試験を開始。2003年に、厚生労働省への承認申請を行い、2005年に製造販売の承認を取得しました。そして、2005年12月14日から日本国内での販売が開始されています。プロペシアには種類が2種類あり、「プロペシア錠0.2mg 」と、「プロペシア錠1.0mg 」の2種類です。錠剤の形は、丸くピンク色に近い赤色をしています。14錠で1シートになっていてシートの表側には、商品名が書かれています。シートで販売されてるもの以外にも、90錠入ったボトルのプロペシアも販売されています。
プロペシアの有効成分「フィナステリド」とは何か
薄毛の原因は男性ホルモンであるテストステロンと、還元酵素である5αリダクターゼという酵素が結合してできる、ジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンが毛根を攻撃することです。これは男性型脱毛症の9割の原因と言われていて、このジヒドロテストステロンをいかに発生させなくするかが薄毛を止める大きな鍵になります。
プロペシアの主成分である「フィナステリド」はこの悪玉ホルモン、ジヒドロテストステロンの元となる2つの成分のうち、5αリダクターゼの生成を体内で抑制します。もともとは、インディアにハゲが少ないという事実から、アメリカやメキシコに生えている「ノコギリヤシ」という植物の持つ育毛成分を研究し、その結果できた化学合成成分です。
プロペシアの育毛効果
日本国内で行われた臨床試験の結果を見てみます。プロペシア1mg を薄毛の男性に処方したところ、1年間で58%の方の薄毛が改善されたそうです。さらに2年間で68%、3年間で78%の方に、薄毛の改善効果が認められました。今お伝えしたのは薄毛が改善されたという。データの数字ですが、少なくとも現状は維持でしたという方の割合でみると1年間で40%、2年間で31%、3年間で20%の方が効果を実感しています。つまり合計すると、改善又は現状維持が出来たという数値は1年目から98%も効果が出ているのです。ただし、このデータの重要なポイントは、対象が20歳以上50歳以下で健康な男性であるということ。また、軽度から中度の脱毛症であるということです。つまり50歳以上の方であったり、重度の男性型脱毛で悩まれてる方であるとここまでの効果は期待できなくなってしまう可能性があります。薬としては、決して安くはない金額の薬なので、そこまで大きな期待をしすぎて購入すると残念な結果に終わってしまう可能性もあります。
プロペシアの副作用
プロペシアを服用した時に起こる可能性のある副作用は、全身の倦怠感、だるさや眠気、むくみ、食欲不振といった軽いものから、男性機能の低下、性欲減退、肝機能障害犬などの重篤なものまで様々な報告があります。
また、健康に関する影響ではありませんが、体が女性化し、胸が大きくなるいわゆる「乳房肥大」が起こる可能性もあります。これはプロペシアの服用による脂肪がつきやすい体型の変化が原因です。
これまでになかった服用するタイプの育毛剤であるということで、消費者側が若干ナーバスになりこの副作用を気にしすぎているという点は否めませんが、事実、副作用は日本国内でも報告されています。
プロペシア副作用の体験談
では、実際にプロペシアと副作用に関する口コミや体験談をご紹介します。
うーん抜け毛のお薬プロペシアの副作用かな、眠いしだるい
— ててりゅー (@RT_0210) September 8, 2016
大学2年時にハゲが怖くなりプロペシアを服用してみたんだが、頭皮から産毛が生えてきてこれはやべーなと思いました だけど副作用が怖すぎて飲むのやめました
— クソさなぎ (@sasanagin) October 21, 2016
プロペシアの副作用は、性機能の低下と言われますが、心理的な作用が大きいようです。なぜならプラセボとの大きな違いは認められなかったからです。
— 育毛ハック (@ikumou_hack) October 18, 2016
@tetsu_one そんなことがあるんだ。僕はミノキシジルのタブレットとプロペシアのジェネリックを飲み始めたら本当に生えてきたよ。耐性がついたのか結局立派な毛に育たずに最初のはなくなっちゃったけど、持ち堪えてるのは飲み続けてるおかげだと思う。副作用の腕の毛だけは今も濃い。
— TAGRO (@TAGRO) July 17, 2016
プロペシアの副作用はほとんどの人は感じないが
副作用がまったくのゼロだとは証明できないよね— 薄毛治療すべて試したけど (@make_u_excited) October 22, 2016
調べてみると、そこまでプロペシアを飲んで重い副作用が出た人はいなさそうです。
中にある腕毛が濃くなったという副作用はミノタブによるものでしょう。
化学薬品にはつきものの、副作用
例えば、風邪薬を買ってきて、その取り扱い説明書読んでみてください。
風邪薬としては有名な「パブロンS 」という商品があります。この取扱説明書を読んでみると「服用後、次の症状が現れた場合は副作用の可能性があるので直ちに医師服用を中止しこの説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」という表記があります。そして「次の症状」というのは皮膚の発疹やかゆみ.吐き気、嘔吐、食欲不振、めまい、動悸、息切れ、目のかすみ、耳鳴り、歯茎の出血、蕁麻疹、高熱、目の充血、発熱、全身のだるさ、関節痛、下痢など様々な症状があります。その中には肝機能障害や腎臓障害などの重篤なものも含まれています。
つまり、皆さんが風邪をひいたときに気軽に服用している風邪薬ですらこういった副作用の可能性はあるのです。プロペシアが、現状、薄毛を改善する効果的な服用タイプの医薬品として唯一のものであるために、この副作用がよく取り上げられ話題にされていますが、実際には、そこまでナーバスになる必要はないのかもしれません。日本ではすでに数十万人が服用していると思われるプロペシアですが、重篤な副作用の報告は10数例です。この数字は取り立てて高い数字ではないと思いますので、もし使用して副作用の症状が出た場合は、すぐに病院に行かなければなりませんが、使用する前からこの副作用のことを気にしすぎて尻ごみするのは、薄毛が改善された後の未来を想像すると少しもったいない気がします。
ただし、女性は使用厳禁
プロペシアは女性には処方してはいけないことになっています。これは、妊娠中の女性が服用すると、お腹の中の子供の生殖器に、異常きたす可能性があるからです。皮膚からも成分が入ってくる可能性があるため、プロペシアの錠剤に触ることすら危険とされています。自分自身だけではなく、生まれてくる子供にも副作用が及ぶという危険性の高さから、薄毛に悩む女性はプロペシアは使用できません。
プロペシアの服用は健康診断の際に報告
プロペシアを使って薄毛の改善を図っている方の多くは中高年の男性です。ということは、日々、会社で健康診断を受ける必要がある場合があると思います。実は、プロペシアの服用は健康診断の結果に悪影響を与えてしまう可能性があります。実際は健康であるにもかかわらず、プロペシアの服用が原因で正しい検査結果がもらえなければ大きな問題です。
プロペシアの服用が健康診断の結果に延期影響が出る項目はPSA検査と呼ばれる、前立腺にできるがんの検査です。
そのため一般的な健康診断ではプロペシア服用の影響でませんが、がん検診においてはプロペシアを服用していることは必ず申告しなければいけません。プロペシア服用すると、このPSA と呼ばれる。ガンになってるかどうかの指標を表す成分の分泌量が約半分まで低下してしまうため、ガンになってるのかどうか正確な判断ができなくなってしまうのです。
まとめ
プロペシアの副作用についてご説明しました。
軽い物から重い物まで報告されていますが、育毛実績の数と、副作用の報告数で見れば、そこまで気にして使用を尻ごみするほどのものではなさそうです。
注意点としては、以上が出たらすぐ使用を中止すること、女性は使用しない事、がん検診の際には申告すること、といった点があるので、ここだけは気を付けてください。
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