目次
植毛ってなに?
AGAなど、かなり薄毛が進行してしまった人が最後に行う、植毛
手っ取り早く結果が欲しい人、かつらよりさりげなくボリュームを増やしたい人に人気の植毛。
でも体験したことがないと、どんな施術をするのか、費用はどれくらいかかるのかわからず、挑戦しにくいですよね。
病院や発毛サロンで必ずカウンセリングを受けてほしいのですが、それにプラスして予備知識を持っておけば、植毛へのハードルも下がりますよ。
植毛とは
植毛は外科手術による薄毛のケアで、医療機関でしか受けられません。
自毛を植毛するタイプと、アクリル毛などの人工ものを植毛する2つの方法があります。
自分の身体に植え付けるものなので、日本では一般的に人工より自毛が推奨されます。
角度しだいで本当ハゲてるようにしか見えない。
頭部左側だけ植毛するかな。割とマジでww— りんぺー (@puratinabonbe) November 28, 2016
ハゲたらカツラかぶりますか? — カツラよりも植毛したいよね
髪ないのはちょっと耐えられない(わりともう禿げてきてる) https://t.co/ZsdUGA7Qmm— hyde (@godvalley97) October 31, 2016
男性美容師にハゲてる人が圧倒的に少ない問題を探ってたら植毛だったので真実を追い求めるときはそれなりの覚悟をしておいたほうがいい
— リッケン (@rickenbacker336) November 25, 2016
植毛ってお金かかるらしいので決心がつきません。その後のメンテナンスも金掛かるし・・・。 引用:http://kamilabo.info/category/transplantation
植毛のやり方
植毛はお医者さんにしてもらわないとできないので、まずは病院を予約するところから始まります。
クリニックに行って植毛を受けるまでの流れをご説明します。
1.病院で診察を受ける
植毛の手術を行っているのは、一般的に形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科などです。
カウンセリングでは頭皮や毛髪の状況を見てもらい植毛が可能かどうか判断してもらいます。
実施することになったら、術前・術後の過ごし方、副作用について教えてもらえますのでしっかりと聞いておきましょう。
2.自毛を採集する
AGAや薄毛は前髪やつむじなどが薄くなることが多いので、後頭部の自毛を持ってくることになります。
移植の際は、皮膚ごと移植します。
治療法はクリニックによって異なり、皮膚を切り取るものと切り取らない方法に分かれます。
切る方法と切らない方法
切る方法は、ストリップ法と呼ばれ細長く帯状に頭皮ごと頭髪を採取します。採取部位はきれいに縫合されますが、後々痕が残ります。
切らない方法は、FUE(毛髪単位採取)と呼ばれ、毛包単位で細かく毛を採取していきます。こちらは切るタイプのストリップ法と比べ傷みも少なく痕にもなりにくいと言われています。
どちらも麻酔をかけてもらいながら手術を受けられます。
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/akexperiments/64441987.html
3.毛を株分け
基本的に 毛穴から3本生えているので、採取した毛を3本を一株に調整していきます。
この作業が終わったら植毛に入ります。
4.移植します。
株分けされた毛根を移植していきます。
切るストリップ法では、皮膚ごと移植します。
切らないFUEは小さな針で穴をあけたり、細くスリットを入れたりして1株ごと植毛していきます。
針で穴をあけ、そこに採取した毛を埋め込みます。
薄毛の領域が大きいと2~3回にわたって手術をすることがあります。
5.術後にアフターケア
手術が終わったら、デリケートな状態になっているのでケアをしてあげないといけません。
頭をぶつけたり刺激を与えるようなことはできなくなり、手術した直後は頭を洗えないことが多く、さらにストリップ法など傷口が大きい手術の後はアルコール摂取や激しい運動を控えるようにしなくてはなりません。
植毛にかかる費用って?保険適用外って本当?
植毛は薄毛の治療の中でも高額だと言われていますが相場はどのくらいなのでしょうか。
植毛は自毛か人工毛のどちらかで費用が変わってきます。
自毛植毛の相場
一般的な量の植毛、2000株で比較してみると、最低でも60万、最高で200万と幅があります。
この金額の差は医者の技術や知名度によるところが大きいようです。
こちらの金額は切るタイプのストリップ法の場合の費用ですが、切らないタイプのFUEでは1回で10,000本以上移植できる場合があり、費用は100万円前後です。
人工植毛の相場
自毛植毛高いな!と思ったら人工植毛をチェックしてみましょう。
人工植毛は皮膚を切り取ったり毛包を採りだしたりする手間が省ける分費用も安くなり、大体40万前後で受けられるところが多いようです。
ですが植毛は保険が効かず、全額自己負担になるのでこんなに高額になってしまうんです。
ですが、人工植毛の場合、日本皮膚科学協会というところから自毛植毛の方がいいと言われており、人工植毛してくれるクリニックも自毛植毛より少なくなっています。
植毛のメリット・デメリット
植毛のおおまかな流れがわかったところで、さらに、植毛のメリット・デメリットを知って植毛をするべきか否か考えてみましょう。
植毛のメリット
- 皮膚や毛包から移植してしまうので髪の定着率がよく、手術直後以外は特にメンテナンス不要。
-
自分の髪なので、人工ものと違って拒否反応はでにくい
-
かつら・ウィッグなどど比べて自然に仕上がる
植毛のデメリット
-
●すぐ生えることはなく、自分の頭皮に定着するのに1年、生えそろうのに半年ほどの期間が必要
-
●ストリップ法だと皮膚ごと移植するので傷跡が残る
-
●保険適用外なのですべて費用は実費で高額になる。
植毛は費用が掛かる分、一度してしまえばあとは楽です。育毛剤のケアやかつら・ウィッグをつけるといった選択肢と比べてみましょう。
植毛でさりげなく、自然にハゲ改善!
植毛には費用がかかりますが、一度手術してしまえばその後はメンテナンス不要だったり自然な仕上がりになるといった利点もあります。
色々なメリット・デメリット、費用面も踏まえ、植毛をするかどうか考えてみましょう。
気になった方は一度、皮膚科などクリニックを訪れることをおすすめします。