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円形脱毛症の治療薬「リンデロン」
円形脱毛症の治療薬は多くのものがありますが、その中の一つにリンデロンがあります。
市販はされておらず、医師の処方のみで出される治療薬で患部に塗布して使用します。
医師が処方してくれるのだから効くに決まっていると思う反面、リンデロンてどんな薬なのか不安に思う方もいることでしょう。
そこで今回はリンデロンとはどんな薬なのか、どんな効果があるのかなどを詳しく説明しましょう。
リンデロンとは?
リンデロンは日本では約半世紀にわたって使用されているステロイド剤で抗炎症作用があります。
もともとは皮膚の赤みやかゆみをとる治療薬としてアトピー性皮膚炎の患者に処方されていました。
なんでそんな薬が円形脱毛症にと思われた方は多いのでは?
そこで、このアトピー性皮膚炎の患者に使用されていた薬が円形脱毛症にどのような効果を発揮するのかを見ていきましょう。
出典:http://waka-hage.com/5072
円形脱毛症にどんな効果があるの?
それではリンデロンが円形脱毛症にどのような効果を発揮するのかを説明しましょう。
①自己免疫疾患の抑制効果
円形脱毛症の発症原因は未だ特定できていないものの近年、主な原因が自己免疫疾患にあるとされるようになりました。
自己免疫疾患は免疫機能が異常化して人体に害をなすようになる病気です。
本来、免疫機能は人体に侵入してくるウィルスなどを攻撃排除して外敵から身を守る働きをしていますが、異常化した免疫機能は人体を外的と勘違いして見境なく攻撃を始めます。
自己免疫疾患が原因で円形脱毛症が発症するのも異常化した免疫機能が毛母細胞を攻撃して、活動を停止させて発毛や育毛を阻害するからです。
そこでリンデロンの登場です。
リンデロンには自己免疫機能を抑制する作用があり、異常化した免疫機能の活動を抑制して毛母細胞の活動を再開させて正常な発毛サイクルを回復します。
②頭皮環境の改善効果
正常な発毛サイクルを維持して健康な髪の毛を作るには頭皮環境が大きく影響してきます。
頭皮に炎症があると頭皮環境が悪化する可能性が高く、炎症やかゆみなどから血行不良を引き起こします。
血流は毛母細胞に酸素や栄養を運ぶパイプラインですから、血行不良を起こすと髪の毛の成長に必要な物資が届かなくなり、円形脱毛症を発症します。
皮膚に炎症やかゆみの症状がでるアトピー性皮膚炎の患者が円形脱毛症を発症しやすいのもこんな理由があったのです。
そこでまたリンデロンの登場です。
冒頭にも言いましたがリンデロンには抗炎症作用があり、頭皮の炎症を抑えることで健康な頭皮環境へと促します。
こんなタイプはリンデロンがおススメ
リンデロンが円形脱毛症の治療薬として効果があることはお分かりいただけたかと思います。
しかし、リンデロンは全ての円形脱毛症に効果があるわけではありません。
そこでリンデロンが効果を発揮する症状のタイプを紹介しておきましょう。
①症状が軽度で初期段階
残念ながらリンデロンの円形脱毛症への治癒効果は高いとは言えません。
よって他の治療薬と併用されることが多いのが事実です。
しかし、症状が軽度で初期段階であれば十分な効果を発揮するでしょう。
症状が進行した方には他の治療法の方がおススメですね。
②短期治療が可能な症状
リンデロンはステロイド剤の一種です。
基本的にステロイド剤は用法・用量を守れば副作用に心配はありません。
しかし、長期的に使用すれば下記のような副作用が出る可能性があるのです。
・赤み
・皮膚の感染症
・皮膚の過敏症
よって、使用は短期間で完治が見込める症状の患者のみとなってきます。
リンデロンに副作用はあるの?
さっきも言いましたがリンデロンは副作用が起こりにくいと言われています。
しかし、リンデロンには副腎皮質ホルモンが含まれており、長期間使用すると副作用が出ることが認められています。
それではどのような副作用が出るのかを紹介しましょう
①皮膚の感染症になりやすい
先にステロイドには免疫機能を抑制する働きがあり、これが異常化した免疫機能を抑制することで円形脱毛症に効果があると説明しました。
しかし、ステロイドが抑制する免疫は何も異常化したものばかりではありません。
全ての免疫機能を抑制するのです。
よって長期間使用すると皮膚の免疫機能が格段に低下してしまい、ウィルスや細菌による皮膚の感染症になりやすくなってしまいます。
②皮膚が菲薄化する
ステロイドには皮膚細胞の増殖を抑える働きがあるので、長期間使用すると皮膚の再生が行われず皮膚が薄くなってしまいます。
皮膚が薄くなれば外敵からのダメージも大きくなり、様々な皮膚疾患にも発展しかねません。
こんなタイプにはリンデロンはおススメできない
リンデロンにはステロイドが含まれているので副作用を考えれば使用できる患者が限定されます。
リンデロンは処方薬ですがステロイド剤は市販されているので、リンデロンにかかわらず下記のようなタイプは使用をやめた方がいいでしょう。
①ウィルスや細菌の感染症にかかっている
ウィルスや細菌などの感染症にかかっている方は免疫が低下した状態です。
そんな状態で免疫機能を抑制するリンデロンを使用すると更に免疫機能が低下して、他の病気にかかる可能性が高くなってしまします。
②糖尿病患者
ステロイドにはインスリン感受性を落としてしまい、血糖値が下がりにくくなってしまいます。
よって血糖値を下げるためにインスリンを投与する必要のある糖尿病患者には絶対に使用できないのです。
③AGA患者
円形脱毛症だったと思っていたらAGAだったということもあるでしょう。
しかし、AGAに対してはステロイドは全く効果を示しません。
ですからリンデロンを使用しても無意味なのです。
そんなことにならないためにも、円形脱毛症かなと思ったら医師による診断は必要ですね。
リンデロンはどこで手に入る?
リンデロンは市販薬ではありません。
医師による処方箋がなくては手に入れることはできないのです。
まずはクリニックを訪れて医師による診断を受けるようにしましょう。
リンデロンの正しい使い方
リンデロンはステロイド剤の一種です。
基本的に副作用はないとされていますが、診察時に既往症の申告に誤りがあれば使用できない方に処方されることもありますし、用量・用法を守らなければ副作用が出ることもあります。
安易に使用すれば大変なことにもなりかねないのです。
よって下記の項目にはくれぐれも注意しましょう。
・既往症の申告を正確に
・用法・用量を守る
・異常を感じたら服用をやめて医師に相談する
リンデロンは軽度の円形脱毛症に向いている
リンデロンはステロイド剤ですが円形脱毛症の治療効果は決して高いとは言えませんし、長期間使用すると副作用の懸念もあります。
よって使用できる患者は限られてくるでしょう。
軽度で自然治癒も可能という方におススメです。
放っておいても治りそうだけど早く治したいという方にはおススメですから、一度クリニックで相談してみてはいかがでしょうか。
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